見惚れる強さ。。第32期竜王戦挑決三番勝負/第2局「木村九段、逆転勝利で決着は最終局へ」
【 投了図・88手目△3七銀 】
投了図での持ち駒
▲豊島名人: 飛、金
△木村九段: 金、歩5
昨日行なわれました大一番
第32期竜王戦挑戦者決定三番勝負/第2局は
上図88手までで、後手・木村九段が逆転勝利。
62手目△8九角。
上図での持ち駒
▲豊島名人: 金、桂
△木村九段: 飛、歩3
戦型は両者得意の「相掛かり」
意欲的な序盤から、豊島名人が角交換を敢行すると
そのまま一気にアクセルを踏み込み、圧巻の猛攻へ。。
あっという間に終盤戦へと突入しますが、しかし
防戦一方だった木村九段は握った手番で鋭く反撃。。
名人相手に果敢な攻め合いで勝負をかけます。。
すると。。
67手目▲6九角。
上図での持ち駒
▲豊島名人: 金、桂
△木村九段: 金、歩3
木村九段の読みと闘志を前にして
さすがの名人の目が眩み、勝負どころで錯覚が生じ
先手優勢だった形勢は逆転、後手に勝機が訪れます。。
飛車の王手に対し(66手目△7九飛)
上図で代えて▲4八玉が正着とのことでしたが
豊島名人は手持ちの角を受け駒に投入しました。。
【 投了図・88手目△3七銀 】
投了図での持ち駒
▲豊島名人: 飛、金
△木村九段: 金、歩5
鍛えの勝負師・木村九段はチャンスを逃さず。
豊島名人の猛攻を凌いでから、厳しく寄せに掛かった
上図の局面をみて、豊島名人は無念の投了を告げました。
終局時刻は午後9時50分。
見事な逆転勝利で木村九段がカド番を凌ぎ
決着は最終戦/第3局へともつれこみました。。
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10番勝負は激熱の展開!
王位戦/第4局・一日目の所感
連勝が獲得の条件でしたが。。
それぞれの夏の陣。。
8月最初の勝利は対抗形。
大将は好調をキープ
中澤女流は試練のシーズン。。