さすがの勝負強さ。。第1期ヒューリック杯清麗戦「里見女流四冠がベスト4に名乗り」
【 投了図・114手目△7九角 】
投了図での持ち駒
▲伊藤女流三段: 角
△里見女流四冠: 金3、桂、歩3
今期、初代王者が決まる新しいタイトル
第1期ヒューリック杯清麗戦は予選が大詰め。。
6勝通過、2敗失格という斬新なルールの下
ここからが本戦となるベスト4進出を懸けた激闘が
連日のように繰り広げられ、金曜日(5/31)には
注目の第一人者・里見香奈女流四冠が登場。
同じく5勝1敗で並び
勝者はベスト4進出、敗者はここで予選失格となる
大一番/7回戦を伊藤沙恵女流三段と戦いました。。
結果は
上図114手までで、後手・里見女流四冠が勝利。
35手目▲3三角成。
上図での持ち駒
▲伊藤女流三段: 角
△里見女流四冠: なし
趣向を凝らした序盤戦術で知られる
居飛車党の伊藤女流三段に対して、里見女流四冠は
「向かい飛車」を投入。戦型は「対抗形」となりました。
「穴熊」に玉をおさめた伊藤女流三段が
上図で角交換を敢行し、まずは戦端を開きます。。
【 投了図・114手目△7九角 】
投了図での持ち駒
▲伊藤女流三段: 角
△里見女流四冠: 金3、桂、歩3
中盤の激しい主導権争いを経て迎えた終盤戦
里見女流四冠が力強い踏み込みで先手玉を仕留め切り
上図の局面をみて、伊藤女流三段は無念の投了。。
女王奪還を目指したマイナビ女子OPでは
西山朋佳女王の前に1勝3敗の成績に終り完敗を喫した
里見女流四冠ですが、その後の公式戦は負けなしの4連勝。
本局でもさすがの勝負強さを遺憾なく発揮し
大本命が堂々と、ベスト4進出を決めました。。
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注目カードの明と暗。。
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王位戦リーグ/プレーオフは6月4日。。
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囲碁界のスーパースター・井山四冠の現在地