第4期叡王戦7番勝負/第2局「切れ味鋭く、永瀬七段連勝発進~終局直後」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

第4期叡王戦7番勝負/第2局「切れ味鋭く、永瀬七段連勝発進~終局直後」

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【 投了図・98手目△7四銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲高見叡王: 飛、歩4

△永瀬七段: 銀、歩4

 

昨日、決着をみました

注目の第4期叡王戦7番勝負/第2局は

上図98手までで、後手・永瀬七段が勝利。

 

夕食休憩前までの流れ

 

 

戦型は「横歩取り」

開幕連敗スタートは何としても避けたい高見叡王でしたが

後手からの仕掛けが続く展開に、主導権を奪うことは出来ず。。

終盤で突き放した永瀬七段が見事な勝利を飾りました。

 

終局時刻は午後7時39分。

開幕戦の台湾決戦に続き、北海道での第2局も制した

永瀬七段がタイトル奪取へ見晴らし良く、連勝発進を決めました。

 

 

【 感想戦 】

 

 

36手目△4五歩(永瀬七段の仕掛け)。

 

上図での持ち駒

 

▲高見叡王: 歩2

△永瀬七段: 歩2

 

「ギリギリ受かっている気がしたんですが

とがめるのは大変ですね」(高見叡王・終局後の感想戦にて。)

 

「ちょっと軽かったかもしれません」(永瀬七段・同)

 

 

 

42手目△2五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲高見叡王: 歩2

△永瀬七段: なし

 

(ここで▲2五同桂は?の問いに対して)

 

「ちょっと自信なかったですね」

「桂はできればこっちにいきたくないと思っていた」

(高見叡王)

 

「桂が取れれば」(永瀬七段)

 

 

 

79手目▲1一龍

 

上図での持ち駒

 

▲高見叡王: 銀、香、歩5

△永瀬七段: 歩

 

*高見叡王の香取り。

代えて▲5五銀打ならまだ難解とのこと。

 

一例で、以下

△同香~▲同銀~△4三飛~▲3六歩~△6二馬~

▲1一龍の進行に

 

「自信なくなってきました」(永瀬七段)

「▲3六歩が見えなかった」(高見叡王)

 

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叡王戦/第2局・柔らかいプレビュー

第4期叡王戦開幕前夜

 

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