試練の今期に有終の美。。第68回NHK杯/決勝「羽生九段、通算11回目の優勝」
【 投了図・77手目▲4四桂 】
投了図での持ち駒
▲羽生九段: 角、歩3
△郷田九段: 銀2、歩
昨日放送されました
第68回NHK杯将棋トーナメント/決勝
注目の「羽生善治九段-郷田真隆九段」は
上図77手までで、先手・羽生九段が勝利。
40手目△7五歩。
上図での持ち駒
▲羽生九段: 角
△郷田九段: 角
戦型は「角換わり相腰掛銀」。
呼吸を合わせて双方、存分に駒を組み上げてから
羽生九段が4筋の歩を突き合せると(39手目▲4五歩)
郷田九段は即座に7筋から反発し、いざ開戦へ。。
67手目▲4二銀。
上図での持ち駒
▲羽生九段: 角、桂、歩3
△郷田九段: 銀、桂、歩
すると、羽生九段が中・終盤を圧倒。。
途切れることなく手が伸び、形勢の差を広げます。。
【 投了図・77手目▲4四桂 】
投了図での持ち駒
▲羽生九段: 角、歩3
△郷田九段: 銀2、歩
大差の終盤に、さすがの郷田九段も為す術なく
上図の局面をみて、無念の投了を告げました。。
この瞬間
羽生九段の7期ぶり、11回目の優勝が決定。。
27年ぶりの無冠転落となった試練の今シーズンの
最後の棋戦で見事、有終の美を飾りました。
□□□
年度末の日曜日に2大決戦に決着。。
新たな伝説へ。。
□□□
舞台は宇都宮