鮮やかな終盤戦。。第4期叡王戦・本戦/2回戦「斎藤王座完勝、準々決勝で渡辺棋王と激突」
【 投了図・113手目▲5三金打 】
投了図での持ち駒
▲斎藤王座: 飛、桂、歩3
△金井六段: 飛、銀3、歩5
昨日行なわれました
第4期叡王戦挑戦者決定トーナメント/2回戦に
注目の斎藤慎太郎王座が登場。。
前期、台風の目となり
決勝7番勝負に駒を進めた金井恒太六段と対戦し
上図113手までで、タイトルホルダーの貫禄を示す
見事な完勝を飾りました。
51手目▲5五歩。
上図での持ち駒
▲斎藤王座: 角
△金井六段: 角
戦型はおなじみの「角換わり相腰掛銀」の最新形。
手待ちを繰り返し、先手の仕掛けを待つ金井六段に対し
ガッチリと駒を組み上げた斎藤王座は、上図の局面で
飛車を合わせた中央5筋から仕掛けを開始します。。
81手目▲5三桂成。
上図での持ち駒
▲斎藤王座: 銀、歩2
△金井六段: 歩3
敵陣が遠い金井六段は玉の回りに駒を集め
専守防衛の構えをみせますが、斎藤王座は懐広く
飛車・角・桂で攻撃態勢を築くと、鋭く踏み込み
見せ場である終盤戦の幕を自ら開きました。。
【 投了図・113手目▲5三金打 】
投了図での持ち駒
▲斎藤王座: 飛、桂、歩3
△金井六段: 飛、銀3、歩5
王座奪取の原動力となった
斎藤王座の正確無比な終盤力は本局でも健在。
スケールの大きな指し回しで後手玉を仕留め上げ
上図で金井六段は無念の投了を告げました。。
さすがの勝利を飾った斎藤王座はベスト8進出。
準々決勝で渡辺明棋王と対戦します。。
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竜王戦/第7局終局直後の感想
竜王戦/第7局・一日目の所感。。