第31期竜王戦7番勝負/第5局「終局直後」
【 投了図・139手目▲2四桂 】
投了図での持ち駒
▲羽生竜王: 銀、歩7
△広瀬八段: 飛、金、桂、歩
昨日、決着をみました
大注目の第31期竜王戦7番勝負/第5局は
上図139手までで、先手・羽生竜王が勝利。
終局時刻は午後6時42分。
見事な大局観で値千金の勝利を飾った
羽生竜王は今シリーズの対戦成績は3勝2敗とし
通算100期目のタイトル防衛に王手をかけました。。
【 終局直後 】
羽生竜王
――3勝2敗となり
タイトル通算100期まであと1勝となりました。
目の前の対局に集中していたので
あまり意識していませんでした。
――本局は矢倉になりましたが。
3手目▲6八銀。
上図での持ち駒
▲羽生竜王: なし
△広瀬八段: なし
作戦でした。
形勢判断が微妙な感じが、ずっと続いていたと思います。
ずっとはっきりしないと思ってやっていました。
49手目▲2七角(急所の一着)。
上図での持ち駒
▲羽生竜王: 歩2
△広瀬八段: 角、歩2
「次に△6二金と上がられる
としっかりしてしまうので、これしかないかなと」
(感想戦での羽生竜王のコメント)
――勝ちを確信されたのは。
▲3五歩(127手目)と打ったところで
初めてよくなったんじゃないかなと思いました。
127手目▲3五歩。
上図での持ち駒
▲羽生竜王: 角、銀、桂、歩5
△広瀬八段: 飛、金、歩2
――第6局に向けての抱負をお願いします。
しっかり調整して、いいコンディションで
次の対局に向かいたいと思います。
広瀬八段
――一局を振り返っていかがでしょうか。
あまり類型のない将棋だったと思います。
▲2七角(49手目)と打たれて意表を突かれて
そこから守勢に立たされる展開になってしまったので
ちょっとずつ模様が悪いかなと思っていました。
49手目▲2七角(急所の一着)。
上図での持ち駒
▲羽生竜王: 歩2
△広瀬八段: 角、歩2
――第6局に向けての抱負をお願いします。
あとがなくなってしまったのですが
次はもう少し内容のいい将棋にできればと思っています。
52手目△8四飛(意表の封じ手)。
上図での持ち駒
▲羽生竜王: 歩
△広瀬八段: 角、歩
「△8四飛を封じ手にしたんですけど
一晩考えてみたら思ったより危険な変化が多くて。
崩壊していてもおかしくないなと思ったんですけど」
(感想戦での広瀬八段のコメント)
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竜王戦/第5局終局直後の感想。。
竜王戦/第5局・一日目の所感。。
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王将戦で宿命の対決が実現。。
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魂の中飛車で今期も奮闘中。。
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では、実兄・俊昭氏のキャッチフレーズは。。