再出発はほろ苦く。。第68期王将戦挑戦者決定リーグ/5回戦「糸谷八段、挑戦権争いの首位に浮上」
【 投了図・115手目▲1三銀 】
投了図での持ち駒
▲糸谷八段: 角、金、桂、歩2
△中村七段: 飛、金、銀、桂、香、歩2
一昨日の金曜日(2日)
初防衛を目指した王座戦をフルセットの末に落とし
無念のタイトル失冠、出直しを図る中村太地七段が登場。
王将戦挑決リーグ/5回戦・糸谷哲郎八段戦に臨みました。。
結果は上図115手までで、先手・糸谷八段が勝利。
中村七段は再出発を白星で飾ることはかなわず。。
48手目△6五歩。
上図での持ち駒
▲糸谷八段: 角
△中村七段: 角
戦型は両者得意の「角換わり相腰掛銀」。
糸谷八段が「▲6八玉+4八金+2九飛」型に構えれば
中村七段は「△4ニ玉+7ニ金+8一飛」型で対抗する
最先端の駒組みとなりました。。
強気な攻めが持ち味の一つである中村七段ですが
本局では徹底した手待ち策を採用、慎重に間合いを計り
糸谷八段が玉の「入城」を完了した(47手目▲8八玉)
その瞬間を狙い、6筋から仕掛けを開始します。。
【 投了図・115手目▲1三銀 】
投了図での持ち駒
▲糸谷八段: 角、金、桂、歩2
△中村七段: 飛、金、銀、桂、香、歩2
中村七段の気風のいい踏み込みに対し
糸谷八段も自慢の豪腕を振りかざし、反撃開始。。
両者の意地がぶつかる激しい終盤戦に。。
しかし、最後は糸谷八段が一足お先に後手玉へと迫り
上図の局面をみて、中村七段は無念の投了を告げました。
この結果、糸谷八段のリーグ戦成績は3勝1敗となり
残り2戦で広瀬章人八段と並び挑戦権争いのトップに浮上。。
一方、敗れた中村七段は1勝3敗となりました。
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竜王戦/第3局終局直後の感想。。
竜王戦/第3局・一日目の所感。。
舞台は「鹿島神宮」
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王座戦に決着。。
決戦の舞台は山梨