因縁の対決、ここに実現。。本日は第11回朝日杯/1回戦「渡辺棋王-三浦九段」
厳しい寒波に見舞われる今日この頃。
名古屋は昨夜の雪が残り、道路が一部凍結。。
寒い朝は渋滞からのスタートとなりました。。
<第11回朝日杯将棋オープン/1回戦>
渡辺明棋王-三浦弘行九段
将棋界では本日、注目カードが実現。
一昨年の秋に発生しました「将棋ソフト冤罪事件」の
告発者である渡辺明棋王と、被害者の三浦弘行九段が
事件以来、初めて公式戦で手を合わせます。。
渡辺棋王の今期ここまでの成績は
36戦17勝19敗(.472)。順位戦はA級で4勝4敗。
春先から調子が上がらず
常に黒星が先行する、不本意なシーズンを過ごす渡辺棋王。
羽生善治二冠の挑戦を受けた第31期竜王戦7番勝負では
完敗に完敗を重ね1勝4敗の成績であっさりとタイトル陥落。。
しかし、竜王失冠で何かが吹っ切れたのか
その後の公式戦では3連勝を含む4勝1敗と調子は上向き。
2月に開幕を控える棋王戦、そして大混戦となったA級での
生き残りを懸けて、エンジンは温まりつつあります。。
対します、三浦九段の今期ここまでの成績は
30戦18勝12敗(.600)。順位戦はA級で3勝5敗。
言われ無き冤罪事件により
竜王戦挑戦権剥奪、公式戦出場停止という不当な処分を科された
三浦九段は屈辱を実力で晴らすべく、今期開幕から高いレベルで
白星を積み重ね、存在感を示し続けます。。
期待された棋王戦の挑戦権獲得こそ逃しましたが
A級残留、そして朝日杯優勝に向けて気合も気力も十二分。
大きな注目、そして自身への声援が集中するはずの本局で
まずは勝利を飾り、さらなる加速を狙います。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで21戦して、渡辺竜王が14勝7敗とリード。
しかし、このところは三浦九段が3連勝と巻き返します。
対局開始は午前10時。
因縁の対決のゆくえをぜひ、お見逃しなく。。