第３０期竜王戦７番勝負/第２局・二日目「渡辺竜王の封じ手▲６六同金から」
通算１２期目の防衛を目指す渡辺明竜王に
「永世七冠」達成が懸かる羽生善治棋聖が挑戦する
将棋界「冬の本場所」第３０期竜王戦７番勝負。
開幕戦を羽生棋聖が制して迎えた注目の第２局が
昨日より、岩手県大船渡市「大船渡市民文化会館」にて
大きな期待と注目の中、その幕を開きました。。
第２局の先手は渡辺竜王。
その初手は角道を開ける▲７六歩から。
対します、羽生棋聖は２手目に飛車先を突く
△８四歩と返し、対局はスタート。。
３手目▲２六歩。
上図での持ち駒
▲渡辺竜王： なし
△羽生棋聖： なし
早々と居飛車を明示し
戦型の選択権を先手に委ねた後手に対して
渡辺竜王は３手目▲２六歩とし、必勝を期す本局で
得意の「角換わり」を指向しました。
１０手目△４四歩。
上図での持ち駒
▲渡辺竜王： なし
△羽生棋聖： なし
そのまま定跡手順の進行となりますが
上図で羽生棋聖は角角道を止めて角交換を拒否。
最近流行の形を選択しました。。
４４手目△６五歩。
上図での持ち駒
▲渡辺竜王： なし
△羽生棋聖： なし
渡辺竜王は「矢倉囲い」に
羽生棋聖は二枚銀を並べて構える元祖「雁木」に
それぞれガッチリと駒を組み上げると、上図の局面で
羽生棋聖が６筋から突っかけ、仕掛けを開始します。。
【 一日目終了図・４８手目△６六歩 】
上図での持ち駒
▲渡辺竜王： 歩
△羽生棋聖： なし
一日目は上図４８手目まで進行。
羽生棋聖がそのまま６筋から畳み掛けた局面で
渡辺竜王が次の手を封じて終了となりました。。
一夜が明けて
迎えた本日、決着の二日目。。
４９手目▲６六同金。
上図での持ち駒
▲渡辺竜王： 歩２
△羽生棋聖： なし
渡辺竜王の「封じ手」は▲６六同金。
まずは本命の一手から二日目がスタートしました。。
□□□
竜王戦/第２局・一日目の所感
竜王戦/第２局の舞台は岩手。。
□□□
竜王戦/第１局は羽生棋聖が先勝
竜王戦/第１局・一日目の所感。。
いざ、「冬の本場所」竜王戦へ
