第66期王将戦挑戦者決定リーグ戦/4回戦「久保九段、相振りを制す」
【 投了図・77手目▲5ニ銀 】
投了図での持ち駒
▲久保九段: 飛、金2
△羽生三冠: 桂、歩
昨日行われました
第66期王将戦挑戦者決定リーグ戦/4回戦
注目の「羽生善治三冠-久保利明九段」の一戦は
上図77手までで、先手・久保九段が勝利。
戦型は「相振り飛車」。
久保九段が得意の「中飛車」に構えれば
羽生三冠は3筋へと飛車を振り「石田流」へ。。
33手目▲1三同角成。
上図での持ち駒
▲久保九段: 角、歩
△羽生三冠: 歩
「美濃囲い」に玉を囲った羽生三冠に対して
久保九段は固くて遠い「穴熊」をガッチリと完成。
羽生三冠が3筋から仕掛けた直後に
上図で角交換が成立し、いざ開戦となりました。。
【 投了図・77手目▲5ニ銀 】
投了図での持ち駒
▲久保九段: 飛、金2
△羽生三冠: 桂、歩
中・終盤はどちらかというと
羽生三冠が主導権を握る攻防に思えましたが
しかし、最後は穴熊の堅さがものをいいます。。
久保九段が正確無比な距離感で
後手陣に詰め寄った上図の局面をみて
羽生三冠は無念の投了を告げました。。
この結果
久保九段のリーグ戦成績は2勝1敗に。。
一方、敗れた羽生三冠も連勝が止まり2勝1敗となり
優勝争いは混沌としてまいりました。。
□□□
ご冥福をお祈り申し上げます