《煎茶のはなし》三河一宮砥鹿神社「第49回お茶祭り献茶式」 | 「はじけろ煎茶道」

《煎茶のはなし》三河一宮砥鹿神社「第49回お茶祭り献茶式」

《煎茶のはなし》三河一宮砥鹿神社「お茶祭り献茶式」


 

令和2年6月7日(日)愛知県豊川市にあります、三河一宮砥鹿神社様で・・・

「第49回新茶奉納お茶祭り」にて、献茶式を奉納させて頂きました。

 

毎年、新茶の季節に地元の茶業生産者の皆様から神社へと御奉納があります。

その新茶を皆様の御心と共に、点前をさせて頂き砥鹿神社の大神様へと届けるのが私の使命です!!

 

今年は、新型コロナウイルスの影響もあり、同日に開催されます「東三河支部茶会」は中止でした。

例年なら賑やかに執り行われるのですが、今回は限られた参列者により粛々と奉納させて頂きました。

 

しかし、お陰様で我が国於いて、新型コロナによる被害は最小限に抑えられて居ります。

ありがたい事で、これもご先祖様、八百万の神々のお陰だと感謝致して居ります。

 

我が国が欧米と比べて感染爆発が起きなかった要因は沢山あるとは思います。

公衆衛生、食生活、道徳、真面目な国民性、民度の高さ、更には、遺伝的な強さ、医療体制の充実等々・・・

 

個人的には、BCG接種による自然免疫の強化と言う説が一番腑に落ちます。

唯、どれに致しましても、一朝一夕に出来る事では無いので、先人達の英知に感謝あるのみですm(__)m

 

そんな思いで、今年は例年以上に心を込めて一煎を淹れさせて頂きました。

 


 

道具立て・・・

 

 

今回の献茶式での道具立ては、新型コロナに負けないと言う強い思いを込めて、純白なイメージで仕立ててみました。そして、コロナ禍が去った後に、また心新たに参りたいと言う気持ちも籠って居ります。今年は家元継承20周年と言う事で、継承の際に先代の家元に作って頂いた真っ新だった白木の台子も20年経ち、段々と歴史を重ねて居ります。

 


 

献茶式

 

 

高校生の頃から祖父である初代家元のお供としてお茶を奉納させて頂いて居りますが、何度させて頂いても緊張の一時です。特に今年は、3月4月5月とお茶会が全滅と言う事で、実に3ヶ月振りの公式行事に参加させた頂きました。普段以上に緊張したのですが、不思議と心地好い緊張感で、心穏やかに香り高い新茶を大神様へと奉げる事が叶いました。

 


 

御奉納された新茶

 

 

 

御奉納されたお茶の数々です。東三河を中心に、地元の茶業生産者、製茶業者、皆々様から沢山の新茶が奉納されます。お茶は、嗜好品であると共に健康食品でもあり、抗菌作用も強くコロナにも効果ありと言う事です。日本人がコロナに強いのは、お茶のお陰もあるかも知れません。是非、沢山飲んで、コロナに負けない強い身体を作って下さいね(^^)v

 


 

お・ま・け「手水社」

 

日本一の「さざれ石」!!

 

どこの神社様も、コロナ対策で手水社を閉じて居るところが多いのですが、こちらでは柄杓の代わりに直接水が流れる様に工夫され、更に紫陽花が華やかにお迎えしてくれます。そして、こちらの神社の名物なのですが、日本一のさざれ石が鎮座致して居ります。ボチボチ移動の制限も解除されると思いますので、お参りの際は、こちらもお見逃しなくどうぞ!!

 

一煎入魂。心込めて、新茶を奉納させて頂きました。来年は、お茶会も楽しみたいですね。 …so-kei♪