客観的にモノを見ると言うのは難しい。
プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」/岡島 幸男
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僕が当時勉強させてもらったこの本には「リーダーは中庸であれ」と書かれていた。まさにそのとおりであって、これは実践していかないと分からない事である。
僕が現場リーダーを行っていて困っていた点は人の意見に左右されてしまう所であった。ただ左右されるだけならば良いのだが、左右された結果誤った判断を下してしまうとやり場のない怒りがこみ上げる。当然だけど、人の意見が悪いわけではなく、その意見を元に判断を下した自分が悪いわけである。
そんな事を繰り返してくると見えてくるものがある。
それは・・・
大多数の意見が正しいわけではない
事である。
もちろん民意(?)には出来る限り従った方がハンドリングはしやすい。しかし、本当に正しい判断が別にあるのならば強制的に方向性を曲げなければならない局面も出てくるのだ。
この事を忘れてはいけない。そして、このような判断を下すためには心をニュートラル(中庸)に保っておく必要があるのだ。
ちなみに、僕が引っかかった罠として一番多かったのは・・・
「みんなあなたのやり方はおかしいと言っているよ」
と言う言い回しで話す人々だ。
これって自分の意見をあたかも民意にしている言い方であり、一気に多数決を優位にするような話し方である。これを言われると「自分が間違っているのかな?」と疑心暗鬼になってしまうのだ。
しかし、この場合も冷静にどこまでの意見が民意なのかを見極める必要があるのだ。
あと・・・僕としてはこのような言い回しをする人は少し卑怯だと思う。自分の意見に人を巻き込んで発言をする人は臆病であり、自分を絶対の正義としたい人である。
くれぐれも僕のはまった罠に引っ掛からないでほしい。
P.S.
久々にオブラブに行きたいな・・・。
最近のオブラブ事情を知っている人が居ましたら情報下さい。