最近の僕は色々と叱る事が増えた。
その最たるものが、仕事と趣味の違いを理解していない働き方をしている人に対してである。
会社のために頑張るなんて誰でも言える。貢献や本質等の言葉は軽々しく使う人が多い。しかし殆どの人がこの言葉の意味を知らない。
会社に貢献。
本質を見ろ。
言葉は簡単。でも、意味はとても深い。仕事と趣味の違いが分かっていない人には到底理解が出来ないものである。
では、仕事と趣味の違いはなんだろうか?少し考えてみよう。
趣味でも仕事でも凄いプログラムは作れる。むしろ、趣味で作ったプログラムの方が仕事で作ったものよりも品質が良い場合なんて多々ある。
こう考えると出来不出来が仕事と趣味を分けるものではなさそうだ。
8時間拘束される事が仕事だろうか?
好きな事をやっている事が趣味だろうか?
命令通り行う事が仕事だろうか?
仕事と趣味の差はいったい何だろうか?
仕事と趣味の違いは
利害関係者が居るか居ないか
である。
このように書くと当たり前と思う人もいるかと思う。しかし、例えば
あなたが今会社で書いているメールは相手の事を思って書いているだろうか?
議事録を書く際に読み手の事を考えて分かりやすい書き方をしているだろうか?
仕様の説明を行う時に相手の顔を見て分かるように説明しているだろうか?
残念ながら、これらをしっかり意識して出来る人はとても少ない。最終的に利害関係者(お客)が居る事は理解している人がいるが、その間にも利害関係者が居る事を理解して仕事をしている人は少ない。
あなたは会議の場で何を伝えて何を聞けば良いかわかってますか?また、早く会議が終わればそれだけ生産性が高まる事を理解していますか?
頼まれた仕事の資料を誰がどのように使うかを理解して資料を作っていますか?
自分の仕事が誰のためになっているか考えて仕事が出来る事。これが一人前の社会人であり、仕事と趣味の違いが分かる人である。