寒い中剣進に付き合って公園で野球をした薫。
「はぁはぁ、これでオレの勝ちだな」
「はぁはぁ、甘いな薫、勝つのはオイラだ」
いつの間にか勝負に熱中している薫は、いつの間にか寒かったこと
をすっかり忘れていた。
「いくぜ!」
薫は渾身の力を込めてボールを投げた。
カーン
「うっ!」
剣進が振ったバットに薫が投げたボールは見事に当たり、ボールは飛んで
いった。
「やりー、オイラの勝ちだな」
「ぐっ・・・負けた」
「これで今日の御飯はオイラの好きな物を・・・」
「おい、そんな約束してねーよ」
「そうだっけ、まあいいじゃんか」
「まあどうせ店屋物とるからいいけど、で何食べたいんだ?」
「えっと・・・・・美味しいものだな」
「何だよそれ、じゃあ親子丼でいいな」
「あ、オイラとしてはカツ丼が・・」
「じゃあカツ丼でいいよ」
ポッ・・・ポッ・・・ザー
「げっ、雨が降ってきた」
「ああそう言えば、今日の朝天気予報で午後から雨が降るって」
「分かってんなら外に野球しに行くなよ」
「なんとなく大丈夫な気がしたんだよ」
「でも雨降ってきたじゃんか」
「いいから早く帰ろうぜ」
薫と剣進は急いで薫の家に戻って来た。
「そうだ、銭湯に行こうぜ」
剣進が突然言い出した。
「銭湯って、もう家に着いたんだからうちの風呂でいいじゃん」
「たまには広々とした風呂に入りたいんだ」
「でもな・・・・」
「さっきの勝負オイラ勝ったよな」
「それが、何?」
「敗者は勝者の言うことを聞くもんだ」
「何だよそれ」
「じゃあ風呂上がりのフルーツ牛乳おごってやる」
「仕方ねーな、は、は、ハックし・・・早く行こうぜ風邪ひいちまう」
「じゃあ石鹸とか準備しないと」
「そうだな」
二人は銭湯で使う物を準備して銭湯に急いだ。ここの銭湯は薫の家から
近かった。夕方からは比較的混み合うのだが、剣進と薫が着いたときには、まだ
ほとんど居なかった。
「やっぱり広いお風呂はいいな」
剣進は満足そうだった。薫は体を洗い始めた。
「お!」
剣進は体を洗っている薫に近づいた。
「かーおる」
「わっなんだよ!」
「やっぱりオイラの方が大きくないか?」
「何でこのタイミングなんだよ」
「だってお前裸になったらタオルでチ○チン隠してたじゃんか」
「普通は恥ずかしいんだよ」
「オイラ別に恥ずかしくないもん」
「お前は特別だよ」
「そんなもんかな」
剣進と薫は楽しく銭湯で過ごしたのだった。
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