第6話 仲良くお風呂 前編 | SYOTTAのブログⅢ

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主にショタっ子の尿系のお話をメインとしたショタっ子のお話や絵などです。

 ピンポーン、ピンポーン


「はーい」


 たった一人だけの家の中に、インターホンの音がいつもよりも大きく


聞こえる。家の中に居るただ一人の男の子が玄関に向かって走って


来る。他の家族は結婚式に招待されており、明日まで帰らない。


 ガチャ


「オス、来たぞ」


 やって来たのはタンクトップに短い半ズボン姿の元気少年の剣進だ。


「待ってたぜ」


 迎えたのはこの家の長男の薫。この日は剣進が薫の家に久々にお泊りに


やって来たのだった。ちなみに現在はまだ冬休み中で、トムを中心として、永輝


もリッキーもお出かけ中で後二日ほど帰ってこない。


「久しぶりだな、薫の家に泊まるの」


「そうだな、お前がいつもトムがトムがって言ってるからな」


「男のくせにやきもちはみっともないぞ」


「なっ!やきもちじゃねー、それにお前だってやきもちやくだろ」


「オイラはそんなことありません」

 

 剣進はすました顔で言った。


「ほほー、じゃあもしオレがトムといちゃいちゃしてたらどうする?」


「オイラ、多分お前のこと殴ってると思う」


「・・・こいつ本当にやりそうだから怖いな」


「そんなことより、何かして遊ぼうぜ」


「そうだな、何しようか・・・・ゲームするか?」


「オイラとしては外に野球に行きたい気分だな」


「外って、寒いじゃ・・・お前にその言葉を言っても無駄かな」


「無駄だな、たとえ外が南極のように寒くても、遊びたい時は遊ぶのだ」


(こいつバカだから南極とかにもいつもの格好で行くかも・・・)


「お前今オイラのことバカだと思っただろ」


「げっ!・・・別に、そんなことねーよ」


「じゃあ今の げっ!は何だよ」


「お前よく分かったな」


「当たり前だろ、何年お前と付き合ってると思ってるんだ、あ、付き合ってるって


 言っても恋人じゃないからな」


「当たり前だろーが、クレ○んみたいなこと言うな」

※春我部市に住む国民的幼稚園児


「じゃあ公園行こうぜ」


「だからオレ寒いの嫌なんだよ」


「えっと・・な・・軟弱な奴だな」


「無理して難しい言葉使わなくていいぞ」


「とにかく野球に行くぞ」


「ったく、しょうがねーな」


「じゃあオイラ家にグローブとバット取りに行ってくる」


「なんだよ、持ってきてねーの?」


「当たり前じゃんか、薫の家に来てから野球したくなったんだから」


「・・・あ、そう、じゃ早く行って来いよ」


「はいよー」


 そう言って剣進は自分の家にグローブとバットを取りに戻って行った。


剣進は野球道具を一通り持って戻って来た。


ピンポ、ピン、ピポ、ピポ、ピポ


ダダダダダダ、ガチャ


「インターホンを連打すんじゃねー」


「遅かったな、薫が出てくるまで六十七回も押したぞ」


「タイムアタックみたいなことすんじゃねー」


「大体出てくるのが遅いぞ」


「仕方ねーだろ、トイレの途中だったんだから」


「ちゃんと拭いただろうな」


「なんで大きい方って決めつけんだよ」


「オイラとお前は長い付き合いだからな、あ、付き合ってるって言っても・・」


「それさっき聞いたよ、天丼すんじゃねー」

※同じネタを二回繰り返すこと


「とにかく早く出かけようぜ」


「ああ、分かったよ」


「尻ちゃんと拭いたか?」


「だから天丼すんじゃねー、ちゃんと拭いたよ」


「やっぱりウンコだったか」


 薫は顔を赤くした。