またまた毎日、せっせと
読書しております。

いまは、

魯迅、『阿Q正伝』に取り組んで
います。

なんか、西洋の古典なんかには
なじみはあり、好きで読んでは

いるのですが、

それ以外の古典。というか
ある程度の名著のようなもの

も手を出してみようかと思い
また、この『阿Q正伝』には

昔から興味がありました。

いつか読もうと思っていて
やっと読んでみた。という感じです。

なんか、昔、高校生のときの
国語の教材にあった様な気がして

います。当時は読書に関心もなく
もったいない気がするのです、

もっと若い感性で
こういう芸術に向き合っていたらなぁ

と、言っても始まらないので
せっせと読書しています。

金曜日だったか、土曜日だったかの
NHK-FMの高橋源一郎の出ている

多分、『飛ぶ教室』のような番組を
時々、聞いているのですが、

(そのあとTBSの武田砂鉄のラジオ
を聞く)

伊藤比呂美さんというヒトが
出てきて、なんとなく

この、伊藤比呂美さんの
書籍を読んでみたいと思っていました。

なので、いつものブックオフで
見かけたので、買ってみました。

相談本、西日本新聞の人生相談
をまとめた書籍のようで

思っていたのとは違いましたが
まぁ、50代、60代の女性の

相談に答える。形式でしたので、
まぁ、性別は違いましたが

年齢的には、僕もこの世代への
導入期なので

興味深く読みました。

半日くらいで読めると
思い買いましたので、丁度良く

読みました。

世代だなぁ。と、自分の
年齢とあまり参考にもならない

とは思うのですが、
読んでいて

50代、独身、未婚、
こんな自分でごめんなさい。

のような項があり、

ふーん、と自分に引きつけて
読んでしまいました。

しかし、相談者はすべて
女性でした。

あんまり詳しくないのですが
伊藤比呂美さんは

詩のヒトみたいですね。

海外生活があったり
それでいて、仏教にも

造詣があるみたいです。

それでも、なんかベッタリな
仏教観ではなく、好感が持てました。

人生相談の文筆が
けっこうあるみたいです。

ブックオフでは、
350円から500円の中級と

100円本、2.3冊という組み合わせで

購入することが多いのですが、

安倍公房さん

『カンガルー•ノート』
を読みました。

安倍公房さんの遺作だそうです。

ブラック•ジョークと
奇抜なアイデア、計算された

猥褻な表現など、読みがいが
ありましたが、

安倍公房さんの本は
何冊か読んでいて

たしかに後期の作品なのだろうな

と思うところはありました。

遺作となったようですが、

どことなく"死のイメージ〝が漂って
いる気がしていました。

文章の構成情景として
賽の河原のような、

三途の河のようなものも出て
きて、

そういう部分もあるのかな
と、思い、読み進めました。

解説に、“実験小説’’とありました。

でも、飽くことなく読めた
気がします。

最後に、

『阿Q正伝』ですが

まだ、読みかけですが、
何かイノセントな

いままでにない、読後感があります。

小さな話が幾つか入っていて
中に、この阿Qがあるのですが

これも僕はあまり
詳しくないけれど、

古典と言っても
中国古典のものすごく古いという

訳ではないと思うので、

わりとすんなり読めていけて、

かつ、西洋の文化ではない
アジア的な、話という感じがします。


これを機にアジアの文化圏の
小説にも興味を広げてみようかと

思ったりしました。

最近でも、韓国の小説でも
話題になったのがあった気がします。

村上春樹さんや川上未映子さんが
海外で読まれていたり

そういう、ことは普遍化して
いるのかもしれません。