スペイン単独旅行の為、更新が滞ってしまい申し訳ない。
しかし時差ぼけの影響により私の生活リディムは完全にぶっ壊されてしまった。
日本人が起きている時間に睡魔に襲われ、眠っている時間に脳の活動が開始されるという逆転っぷり。
そのせいで溜まっていた新聞を読んだり本を読む時間が激増したので、ガッツリ知的レイヤーを上げていっております。

今回は
山崎元『エコノミック恋愛術』ちくま新書、2008。

なんでこの本を買おうと思ったのか、起源が思い出せないのだが、確か京大近くの本屋を回りまくって、結局大垣書店で「あった!」となって感動したのを記憶しているので、なんかで勧められたんだろう。

日本を出る前に読み終えたかったのだが、色々なことが重なってしまい途中になってしまった。
んで、読み終えた感想。

面白いけど、ためにはならない!笑
分かりにくい経済学を恋愛に置き換えることで、非常に読みやすい一冊に仕上げた筆者はかなりの切れ者だという印象を受けた。
自分自身ももっと経済学を勉強してからこの本を読み直せば、かなり理解度が深まるっぽい。
ただ、やっぱり男女の問題を扱うので、一般書籍として売り出す際には偏った受け取られ方をされないようにした配慮が随所に見受けられたし、おそらくこの本自体もかなりの推敲をされたと思われる。
まぁ自分は男だから何のバイアスもなく読めたけど、女性が読む場合、不快に思うかもしれない。
というわけで女性にはおすすめしにくい一冊です。

今回は

「儲かる会社の作り方」松井浩一。

何故自分がこの本を買ってしまったのか分からなくなるぐらい、クソ書だった。


この本は、経営管理とマーケティングの基本を解いた本である。

会計士としてのキャリアがある起業家にしては、頭でっかちな本であった。


儲かる会社を作るには、優れたマーケティングと優れた経営管理システムの二つが必要である。

黙っていても売れる仕組みを作ってしまえば、だれが売っても売れる。

儲かっているかどうかをチェックする仕組みを作れば、誰がやっても管理できる。

(マクドナルドなどの管理システムと似ている気がした)

このうち、大企業は二つのシステムを持っており、中小企業は一つのシステムしかもっていない。

金持ちは、価値が上がりそうなものの中からしか買わない。(らしい)

デザインや、手ごろな値段などを価値基準にはおかない。(らいい、この辺りはあまり理解できず)

社長の仕事とは、毎日感動すること。

流行っている店に行ったり、人気のある映画を見たり、売れている本を読んだり、なぜ人気があるのかを考えることが大事

競争会社のやり方を真似ても、売り上げは増えない。同じ業界からじゃなく、別の業界から売れる仕組みを盗む。

日本に住む自分にも、階級というものが存在する。己の階級の上げ方は三つあり、

①学歴 良い学校に入り、高い階層の人々と接することにより、自分の階級も上がる

②結婚 自分よりも高い階層の人と結婚することにより、相手を通じて出会いが増える

③有名 自分の知名度を上げることで、階級の高い人と出会うチャンスを増やす

(この三つに関してもあまり理解できず)

不自由さを楽しむ。(このフレーズがこの本の1500円の価値の全てだと思う)


以上。


今は読書マラソン中だから、全然こういうクソ書がきてもok。

むしろ、今後こういうクソ書は買わないようにしようっていう教訓が出来た。


やっぱり自分でお金を払って買うことは重要だと思ったのが、

「不自由さを楽しむ」ということをしっかりと理解できたこと。

自分でお金を払って買ってなければ、最初の1章で捨ててたと思う。


なかなか面白そうな本をバンバン買ったので、楽しみである。

みったんの書体験ゾーン三日坊主の今回は
『渋谷ではたらく社長の告白』藤田晋。
みったんの盟友・コヤンの人生のバイブル。
今日からみったんの人生のバイブルともなりました。

大学時代~現在までの自伝のような感じで、軽いタッチで書かれており、さらっと読んでしまった。
文体も非常に柔らかく、受け取り易いのにもかかわらず説得力・影響力が大きい。
ゼロから会社を起こす人・ゼロから会社を起こしてきた人達と密接に絡み合ってきた人は、やはり言葉の質が違う。
高校のときに当時の楽天ナンバー2の人(名前を忘れてしまったのが非常に痛い)が講演した時の、その質の高さにびっくりした時と同じ印象。

―21世紀を代表する会社を作る。
このミッションを大学生の時からずっと持ち続けて、今も常に目標の設定と達成を繰り返してきている。
週に110時間働く、社長が一番のハードワーカーたる、といった考え方は、やはりベンチャービジネスにおいて顕著なのであろう。
有線の宇野康秀社長の本も早速Amazonで注文することにした。
私はここ最近、お金持ちになるというビジョンを掲げてきたが、それが実は見当違いであることに気付かされた。
藤田社長が週に110時間働いていたのは、お金持ちになるためではない。
21世紀を代表する会社を創りたかったからだ。
自分の中で、何らかのかたちで起業をしたいという思いはあったが、それに対する準備や覚悟が自分の中で全く成されていないことに気付くことが出来た。
このままでは、企業に搾取されるハードワーカーになり続けて人生を終えるのがオチである。
来年の夏休み、早ければ春休みからのインターンに、ベンチャー企業を選ぶというのもいいかもしれない。
自分で見つけて、自分で考えて、自分で行動する。
ハイリスク・ハイリターン。
イイんじゃね?