ユニコーンガンダム2がフリーダム枠で登場!! の話題に触れようかとも思いましたが、そんなことよりこっちや。

 

 

これ、あらすじ語ってくれてますけどね、ダンバイン面白いよなー。

 

まあ、スパロボで使ったことあるけどストーリーはよくわからんわ、って人も多いとおもうんですが、富野節出てて良い作品やで。

 

まずね。実はこれ、異世界転移ものなんですよね。主人公が異世界に飛ばされて無双するヤツ。しかもそれをロボットでやってるのが熱いのよ。

 

 

で、背景ストーリーが分かるまでややこしいんだけど、さくっとまとめちゃうと。

 

舞台はバイストンウェルっていう異世界で、中世系のファンタジー世界。凄い破壊魔法みたいのは出てこないけど、簡単なテレパシーとかそういうのくらいはあって、妖精とか怪鳥みたいな生物も出てきたりもします。まあ基本は剣や馬で戦争やってるようなところ。

 

が、なんかの間違いで地上と繋がるオーラロードってのが開いちゃって、地上にいた技術者がこっちに来ちゃうのね。(話の黒幕なんだけど出番少ないから詳しくは割愛)

 

んで、こっちにはレアメタルとか魔法とかあるから、技術はないけど資源は豊富、みたいな状態なんで、こりゃ地上の技術を使えは大儲けできるぞってことで、開発されたのがオーラバトラーって兵器。この兵器をドレイクっていう野心家の地方領主のところに持ち込んで、この世界征服しちまおうぜ、みたいなことやり始めたわけ。

 

 

で、オーラバトラーってのは特徴があって、オーラの強い人間が操縦すると出力が膨れ上がるんだけど、バイストンウェル人よりも地上人の方が圧倒的にオーラが高いんですね。

 

これが俗に言う聖戦士ってやつで、地上から召還された戦士は優れたパイロットになれるんで、もうそれだけで強いってわけ。(とても疑問なのだけど、タイトルの聖戦士ダンバインっておかしいよな。ダンバインはオーラバトラーなんだけどな。ニュータイプガンダムみたいなもんやで?)

 

で、なんか頑張ればオーラロードが開ける(実は妖精族の長クラスを幽閉して、むりやり開けさせてたんだけどね)ってわかったから、地上から戦士を召還してこき使ってやろう。ていうのが始まりで、主人公のショウはホイホイと召還されてしまったわけですね。

 

 

でさあ。序盤の頃のやりとりがいくつか印象に残っていて、昔のアニメって4クールくらいあって、むしろ尺伸ばしが多いじゃないですか。もう展開が理不尽というか、回りくどくて思うように話が進まないのが逆に面白くてね。

 

まず、ショウは訳も分からないままドレイク軍(まあ戦争しかけた側なので悪役)に召還されましたと。

 

で、同期にトッドってキャラがいて(まあ大体ジェリド)、こいつはアメリカ軍人なんだけど、反日感情の強いヤツで、いきなりショウに絡んでくるんですね。

 

 

ショウが、ここはどこなんだ?なんで俺がこいつらの言いなりにならないといけないんだ?と、当然の反応をしていると、

 

おうジャップ(日本人を見下した言い方)。そんなのに日本に帰りたいのかよ?よっぽど温い環境で育って来たんだろうな?

 

みたいに煽ってくるんですね。なんやこいつうざいわーってなりますね。

 

 

で、ドレイクの娘が一応常識人(ただしトラブルメーカーではある)で、父のやり方は間違っている、オーラバトラーに乗って戦うのを止めて下さい!ってトッドにお願いするんですが、トッドは、俺はこの力を気に入っているんだ、好きにやらせてもらうぜ!って戦闘狂みたいなこと言ってつっぱねるんです。

 

で、そこに通りかかったショウさん。

 

何の話をしてるんだ? 俺は今の状況が飲み込めてないんだ、俺にも説明してくれないか?ってドレイクの娘に歩み寄るんですが…

 

「私に構わないで!!どうせ貴方もあの人と同じ考えなのでしょう!もう頼みません!!」

 

みたいに、なぜか逆に突っぱねられるんですわ。

 

 

このもどかしさよ。 え、そこちゃんと話し合えば分かり合えるとこやで? なぜ話会う気が無いヤツに駆け寄って、話し合う気があるヤツを突っぱねるのか?

 

ショウさんも ??? って感じですわ。

 

 

で、訳が分からないままオーラバトラーダンバインに乗せられいきなり実戦投入(テストと騙して手っ取り早く実用化するための捨石にされた)されたショウ。ここで対ドレイク軍側のマーベル(正ヒロイン…のはず)に出会います。

 

が、初対面も辛辣ー!

 

「貴方、なぜドレイクなどに加担しているの!」

「ちょっと待ってくれ、俺は何も状況が分かっていないんだ!こっちの世界につれて来られたばかりなんだよ!」

「訳も分からずに従っているなんて、なんて愚かな人なの!」

 

いや、だからちゃんと説明してあげて。 ショウさん、ストレスで剥げちゃうわ。

 

 

そんな感じでね。ちゃんと話し合えば通じることを、なんか回りくどくやってて、ショウがドレイク軍を脱退してマーベル側につくまでに数話使いますからね。このもどかしさよ。だがそれが良い。(ちなみにダンバインはドレイクからパクってます)

 

で、こっから10話くらいはほぼ進展なし。

 

今回の対ドレイク作戦はこれだ! あかん、やっぱ失敗だ、やっぱオーラバトラーで戦うしかないかー、チャンバラチャンバラ、決着つかず、次は覚えてろー。的なことを何度も繰り返します。

 

でも15話(うろ覚えです)辺りから急に面白くなるんだよね。そう、こんどは地上に飛ばされて、地上でバトルすることになるんです。これがムービーでもやってる辺りの話。

 

 

話は戻るけど、ダンバインって実は試作機で性能的にはかなり低いんです。ただ面白いのはオーラバトラーにはオーラ係数みたいな隠しパラメーターが合って、オーラ力の高い人間が操縦するとすげー強くなるみたいなシステムがあるんですね。

 

ですが、バイストンウェル人はオーラ力が低いからあまり効果が無く、地上人(聖戦士)ならメッチャ強くなるみたいな話で、ダンバインは試しにオーラ係数特化型で作ってみたけど実用性無かったから雑魚機体だったんだけど、ショウが乗ったら超強くなっちゃったみたいな話なんですね。

 

面白いのがラスボスのズワースなんかは、もうオーラ係数諦めて素の性能を極限まで上げまくったタイプ、ショウはビルバインに乗り換えてますが、こっちはオーラ係数メッチャ高いタイプ、これのぶつかり合いとかいうのも燃えますね。

 

 

んで。また、15話辺りの話しに戻りますが。

 

ドレイク軍にガラリアっていう女騎士がいるんですが、女ってことと、父親が敵前逃亡したってことで、周りからすげー舐められてて、なんとか手柄を上げようとやっきになってたんです。

 

で、これを悪いヤツに利用されて、バストールっていう機体。バイストンウェル人でもオーラ力を増幅させるかなり危険な香りがするオーラバトラーを渡されてですね。この力が暴走してオーラロードが開いてショウと共に地上へ出てしまうんですね。

 

この地上辺がまた熱くてね。ガラリアにとっては地上人は皆敵なんで、完全に孤立無援状態。手柄を上げても戻れる保証も無く自暴自棄になって行きます。

 

一方で地上に帰ってこれたショウも、家出した扱いになっていて親からは見捨てられ、謎の兵器に乗ったガラリアの仲間と誤解されて地上の軍からの攻撃を受けることになります。

 

で、呉越同舟。ガラリアとショウが協力してバイストンウェルへ帰還しよう、って決意をするまでの流れが良いんですよね。

 

 

また、富野作品ではよくあることですが、母親がクソ過ぎて胸が熱くなりますね。教育委員会の会長だかなんだかで、正しい子育てがどうとか言ってる人なんで、謎の兵器に乗ってるショウが自分の息子だと知られたら地位が台無しなんでヒステリーを起こします。

 

が、ショウは色々悟って。「俺は宇宙の果てからやってきた異星人だ!訳あってこの星の生物の体を借りて話をしているが、君たち地球人に手を出すつもりはない!もう我々に関わらないでくれ!」みたいなことを言うんです。

 

で、母親は、やっぱりあれは私の息子じゃないわ!偽者よ!!!ってヒスるんですが、父親は分かってくれて、何を言っているんだ!あれはやはりショウだよ、あの子が私たちを守るためにそう言っていると、分からないのか!って言ってくれるんですね。

 

まあそんなこともありーの。

 

まだまだ思い出のネタは出てくるんですが、この辺にしておきますか。ビルバインに乗り換えた後の無双感とか、終盤の再び地上で総力戦に成る展開とかも熱いよね。

 

 

まあつまり。ダンバインのパチンコは神台って事です。(結論)