10月1日に大正時代の開業時の姿に生まれ変わった東京駅丸の内駅舎に先週20日土曜日立ち寄りました。
LEDライトでライトアップされています。 右は東京中央郵便局JPタワーです。
もの凄い人です・・・
北ドーム内部も人で溢れかえっています・・・
ドーム内部はピカピカで見事な装飾が施されています!
人々が全員上を見上げています。
東京駅が開業したのは、98年前の1914年(大正3年)12月。
すでに開業していた新橋駅と上野駅を結び、首都の鉄道網の中心駅として建設されました。
駅舎の設計を担当したのは、日本近代建築の祖とされ、日本銀行本店などを手がけた辰野金吾です。
赤レンガ造りの3階建て駅舎を6年9か月かけて完成させました。
南北の駅舎にそれぞれ取り付けたドーム形の屋根が目をひく洋風デザインでした。
重厚に作られた駅舎は1923年の関東大震災でもほぼ無傷でしたが、終戦直前の1945年5月、
米軍機による空襲で駅舎が炎上。
ドーム屋根と3階部分を焼失してしまいました。
急きょ行われた修復工事では、ドームに代えて八角形の屋根がかけられ、3階部分は再建されませんでした。
戦後長く、修復後の姿で利用され続けましたが、駅舎復元を求める住民運動もあって、JR東日本は
1999年に復元を決定しました。
駅舎は2003年に国の重要文化財に指定されています。
復元工事は、2007年5月に開始され、5年をかけた工事が完成、今年10月1日竣工しました。
復元の目玉は、創建当時を再現したドーム形の屋根です。
高さは約35メートルで、これまでの八角屋根より約2メートル高くなりました。
戦災復興工事で八角屋根を設置した際、内部に残されたレリーフなどは見えない状態となっていました。
今回の復元工事では、3階から天井にかけて創建時のデザインを忠実に再現されました。
数少ない写真や文献などをもとに、2メートルを超える鷲(わし)の彫刻や花飾りのレリーフなどを復元しました。
戦火による焼失を免れた創建当時のレリーフも一部使われています。
レリーフの中には、方角を示す干支(えと)や、豊臣秀吉の兜(かぶと)をかたどった飾りなどもあり、
和を感じさせる装飾が施されているのも特徴です。
外壁にこだわり
戦後の修復では再建されなかった3階部分も、67年ぶりに復元されました。
鉄骨レンガ造りの1、2階の構造をそのまま生かしつつ、3階部分は鉄筋コンクリートで構成し、外壁に化粧用の
レンガをあしらっています。
化粧レンガは2階以下と比べて違和感が出ないように、顔料の調合を何度も繰り返したそうです。
外壁の復元に伴い、柱に施された石の飾りも手直しされました。
戦後の修復工事で3階から2階に移された柱飾りは、本来の3階に戻し、創建時の駅舎の顔に近付けられました。
復元された3階には、2006年から休業していた東京ステーションホテルの客室などが入っています。
ロイヤルスイートルーム(1泊808,500円)の窓からは皇居までまっすぐに延びる「行幸通り」を正面から眺められます。