平日の三崎港。
商店街側に行けば 古くからある店や事務所が立ち並ぶ。
人影は少なく 昭和映画に出てくる港町の雰囲気が漂う。
さてお昼どき。どこで食べていこうか。
毎週 海にいた20年以上前。よく行ってたのは咲乃家 ちりとてちん。
もちろん今も営業中。でも格子扉で中の具合はわからず。
ふと小道を見ると 煌々と灯がつき ひとがたかっている店が!
まるいち食堂
魚屋です。店員さんの威勢もいい。隣を見ると食堂も併設してる。
呼び込みのおねえさんの声で そのまま食堂へ。
ビニールクロステーブルが4つの狭い店内。べたべた張られた手書きの貼紙。
外に人影は無かったのに ここは別世界。食堂という響きが似合う空間に人があふれる。
唯一空いていたカウンター席?(壁側に置かれたテーブル)に案内され メニューを渡される。
壁に貼られた 本日のオススメは 焼き魚は わらさ 太刀魚 煮付けは わらさ めばる
じっくり考え迷い 周りを見て迷い 結局 メニューにあった 地魚三点盛り定食(1500円)を注文。
お茶 お水はセルフ。カウンター前の壁には三崎の地魚の写真が貼られる。
だつ ケッ貝 かわはぎ・・・かわはぎの肝うまいんだよなぁ。
料理が来る前に期待が高まる。地魚は何でしょう。
すずき あおりいいか いなだ。なるほど 順当なところかな。
まず アラ汁を一口。しっかりとした出汁。アラの部分には案外 身が残ってる。
そして 刺身にしょうゆを付けいただく。わさびが効いている。
あおりいかはシコシコ。でも すずきも いなだも いまひとつ味がしっくりこない。
キュウリ漬けものと 小皿でごはんをかきこむ。これはうまい。
今度は 刺身をツマと大葉でくるんでいただく。
あっ さっぱりした大根があることで しっかりと魚の味が伝わってくる。
さらにご飯と一緒にかきこむと魚の滋味が広がっていく。
すずきも いなだも あおりいかも繊細かつ鮮度が高い。いいですね。
1500円の値段も 近海物であれば高くないのかな。
ただ この店が流行っている理由は魚屋で買った魚をそのまま刺身にしてくれること。
今回は そこまで出来ませんでしたが 次回来たときは試したい店です。