日曜午後2時。渋谷 道玄坂。用事が終わり 空腹に気付く。
百軒店の坂ををのぼると喜楽は長い列。これは待つなぁ。
それでは まだ未訪問の老舗はどうでしょうか。
ムルギー
昭和26年創業。レンガドームの入口。レンガのくすみが歴史を感じさせる。
外で待っているのは2人だけ。これなら さほど待つことはなさそうですね。
予想どおり5分もしないうちに店内の待ち座席。その5分後にはテーブルに案内されました。
頼んだのは 玉子入りムルギーカリー辛口(1050円+50円)
甘口・辛口はプラス50円なのですね。無料のチャツネもついでにお願いします。
昭和の香り漂うレストラン。ダークブラウンの壁に同系色のテーブル。
もう少し明るめの色でまとめれば まるで「ひよっこ」の「すずふり亭」
休みのせいか 客も熟年の夫婦連れが目立つ。
流れるBGMも40~50代向け。並んでるCDを見ると やばっ自分のセレクトみたい。
さほど待つことなく ムルギカリーが運ばれてきました。
エベレストのように三角に高く積まれたライス。
麓(ふもと)部分にはカレーの湖。輪切りの玉子が浮かぶ。
カレーはスパイスが すっきり&しっかり。
唐辛子を中心とし 辛さは複雑さより口当たりの良さが際立つ。
玉子の輪切りの役目は マイルドさの演出。
また小麦粉を使ってないのか ルーはサラサラ調で水分多め。
これは水分少なめで固めのライスを混ぜていくと ちょうどいい按配となる。
さすが60年以上続く老舗。ルーもライスも玉子も役割に無駄がない。
そしてチャツネの甘みはカレーの辛さを再認識させる。
ただ今回は テーブルに置かれた紅しょうが たくあんの活用までには至らず。
次回 行くときはもっと老舗の深みを追求したいですね。