シオヤに続いて訪れたのが 同じ新梅田地下街にある人気店。
はなだこ
店の前に立ってる多くの人。手には番号札を握りしめてる。
順番に呼ばれたら たこ焼きを受け取ってる様子。
で どこで買うのかな？システムがわからない。
会計らしき場所に たたずんでる女性客に尋ねる。
振り向いた顔を見て 互いにきょとん。
あらっ？あれっ？横浜にいるはずの知り合い。
なんで大阪にいるの？たこ焼き屋にいるの？矢継ぎ早の質問が飛び交う。
大阪に用があって おいしい たこ焼きを食べたくて 今 この店。
なんだ 一緒じゃん。すごい偶然じゃん。
いえいえ たこ焼き好きにとっては必然だよ。
彼女がたたずんでる理由は 混んでるので待つように言われたらしい。
しばらくすると手の空いた店員さんが注文を受け付ける。
両名とも 頼むのはネギ ネギ ネギマヨで～す。
自分は たこ焼き連荘だから一番ショートな 6個（520円）でね。
関西はネギだよ。青ネギだよ。ネギ焼きは素晴らしい料理だよね。
ネギ談義で盛り上がってると番号を同時に呼ばれます。
順番に作られてるので 食べてるのは常に少人数。
ネギマヨを受け取り 向かうカウンターはまるでステージ。
集まる待ち人たちの視線。壇上に呼ばれた演者のごとく二人並んで食べ始める。
箸で たこ焼きを取ろうとすると青ネギがこぼれ落ちる。
かまわずに一口 放り込む。
アツアツ ホクホクのメリケンの中から 現われるプリッとしたタコ。
ほんのり甘いマヨソースの味が広がり 青ネギの甘みと重なり合う。
う～ん 幸せ。ここでグイッとビール。あっ 頼み忘れた。まっ いいか。
こぼれ落ちるネギを拾い拾い ネギマヨを食べ続ける。
こぼれ升酒 こぼれイクラ こぼれるものは皆おいしい。
しゃきしゃきネギと 程よい柔らかさのたこ焼きの食感は最高のハーモニー。
集中して食べてるので 会話も途絶えがち。あっという間に 6個完食。
気付くともう7時すぎ。
次の待ち合わせ場所に行くには ぎりぎりの時間。
あわてて知人に別れを告げ 地下鉄駅に走りだす。
寒風も たこ焼きの余韻の中では心地よい。大阪っていいな。