商談の帰りに 奥様(5代目社長)からいつもお土産としていただくのは釜飯数個。
会社に帰ってから人に分けたり 夜遅く誰も残ってなければ 家に持ち帰る。
でも なによりも横川から東京へ戻る途中 電車の中で食べる釜飯は格別。
特製の釜飯をもらったときの汽車の旅は至福の瞬間でした。
「おぎのや」はドライブイン展開で活路を見出し 業績は上り調子ではあったが
身内には不幸が重なり 苦労したことを知ってる。
だから付き合いのなくなった今でも名前を聞くと頭が下がる思いがします。
さてスーパーの駅弁大会で見かけた峠の釜飯。
もう10年近く口にしてない。ひさしぶりに購入。休みの日の昼食とします。
陶器の器。いいよね。昔はたまりすぎて 捨てるのに困ったことも。
ふたをあければ整然と並べられた具材。
栗 ごぼう 椎茸 鶉の卵 あんず 筍 紅生姜 杏
最初に具の下の飯とごぼう 鶏肉をかきこむ。
ご飯には予想以上に味が染みこんでる。
筍 うずら卵と一緒にいただき 大好きな杏で箸休め。
保存剤代わりにいれたという杏は 釜飯の中でも異彩を放つ。
峠の釜飯の素晴らしいところは香の物にも手を抜かないところ。
5種の香の物は釜飯の味にアクセントをつけ 箸をすすめさせる。
あぁ 美味い

時間が出来たら横川の店に寄ってみよう。峠の釜飯は不滅です。