渋谷NHKセンター近くでアポイント。
約束までには一時間。ランチをすませておきましょう。
マメヒコもあるNHKセンター下の南側は
隠れ家のように面白い店が点在して
お気に入りの地域。
そのなかでカウンターばかりの飲食店が軒を連ねる
小さな雑居ビルに迷い込む。
ここは まだ訪問したことが無い店ばかり。
丼をほうばるサラリーマンたちの姿が見える
カツ丼屋にも心動きましたが
本日は時間に余裕あり。
ゆっくりできそうなアフリカ料理の店を選びます。
ロス・バルバドス
ドアを開けばカラカラと木のチャイムの音。
カウンター8席の狭い店内。あちこちに並ぶアフリカや中東の酒や豆瓶。
黒板いっぱいに書かれたメニューの数々。陽気に流れる民族音楽。
一見 異国の場末の酒場風だが
迎えてくれたのは いたって普通な丸刈り男性の日本人。
先客は3名のみ。そのうちの2名は弁当の注文のようです。
席につき ランチメニューを見ながら いろいろ尋ねる。
はじめての訪問なので 何が良いですか?
マスターのおすすめは西アフリカの鳥肉レモン煮込み プーレ・ヤッサ(850円)
豆料理に目が行っていたので 脳内候補にはあがってなかった料理。
でも郷に入れば郷に従え。はい それでお願いします。
最初に出されたのは 前菜三種
甘みを含んだ 色鮮やかな キャロットラペ
オリーブオイルの旨みが伝わる 紫キャベツの酢漬け
滑らかな食感 ひよこ豆のフムス
前菜の段階で もうこの店の味のとりこになりそう。
そうそう西アフリカと言えば今はエボラ熱で大変な状況。
恐ろしさは数段落ちるが 日本ではテング熱。
そういえばアポイント場所近くの代々木公園A地区閉鎖は解除はされたのかな。
カウンター内ではマスターが
炊飯器から皿に飯をつぎ 火をかざしてた小さな鍋から鶏料理を注ぐ。
続いてプーレ・ヤッサの登場。
ビジュアルはタイのイエローカレー風。しかしスパイスが全く違う。
ハーブと唐辛子をメインとした辛み。そして爽やかなレモンの酸味。
炊飯器で炊かれたライスは豆とバターの風味。
少し芯が残ったような食感が良い意味での異国情緒をかもし出しルーによく合う。
鶏肉はホロホロとどこまでも柔らかい。
西アフリカ料理を堪能してると
後で入ってきた女性が料理のほかに本日のお茶(200円)もオーダー
マスターに頼み こちらも追加。ミントとリコス(ルイボス?)のブレンドとの説明。
甘みが品よく漂う ハーブティーは食後に最適。思わず心地よい吐息が出る。
満足しました。