雷の音が近い。ダメだ。どっかで雨宿りがてら夕飯を済ませてしまおう。
目に入ったのは十割蕎麦の看板。立ち食い蕎麦屋なのでしょうか。
とにかく入りましょう。
蕎麦 冷麦 嵯峨谷
券売機は扉の外側。
強まる雨脚。足元が濡れてくる。早く決めなきゃ。
驚くのは十割蕎麦なのに 値段が安いこと。
2枚盛りの蕎麦(500円)とアジごはん(280円)
速攻で食券を購入します。
店内に入り一段落。食券を出し席に腰掛ける。
先客は2名。腰掛けカウンターのみのスタンド蕎麦屋。
それほど待つことなく出てくる冷たい蕎麦とアジご飯。
店看板の十割蕎麦。のびないうちにそそくさといただきます。
う~ん 香りは今ひとつ。
十割蕎麦特有のはかなげな余韻もあまり感ぜられない。
でもゴマ汁が予想外に美味しいので つるつるといける。
値段が値段だから こんなものなのかなぁ。
なにせ蕎麦粉と小麦粉の値段は段違い。
「うどん屋だともうかるんだよなぁ」とぼやいていた蕎麦屋の店主を思い出す。
小麦粉をまぜない安い値段での蕎麦粉十割はたいへんなはずだから。
アジご飯のご飯はよく炊けてる。ほぐしたアジと白ゴマがよく合う。
雷の音が遠ざかる。腹もいっぱいになったので駅まで急ぎますか。