原作本は「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」のコピー。自分も既読。
現実とメルヘンの狭間の「とんでもオチ」をどう描くのか?
それが一番気になってた作品です。
陽だまりの彼女
上野樹里がかわいい。
大河ドラマではミスマッチだった ほんわかムードが生きている。
ビーチボーイズの「素敵じゃないか」も素敵。
松潤も ちょっと冴えない草食系男子役を無難にこなしている。
あと二人の中学生時代役 北村匠海 葵わかなの雰囲気がよく似ているのも
細部までのこだわりが伝わってくる。
そして よく知ってる江ノ島や逗子の大崎公園がロケ地なのもうれしい。
ストーリーは夏木マリ演じる不思議な女性を配することにより
リアルとメルヘンのバランスを取る形にしている。
いわゆる「時をかける少女」や大森監督の尾道三部作に通じる
ノスタルジー漂う 胸キュンファンタジー系の線。
でも 原作と違うラストは う~ん ちょっとだけ消化不良。
実は原作のラストも
「えっ 結局 浩介には一生 真緒がつきまとうの?」で違和感を感じていたが
真緒そっくりの「人間の彼女」と出会う映画のラストもしっくりこない。
個人的には主人公の記憶がなくなり 再度すれちがっても気付かない
「時をかける少女」パターンが一番余韻が残る気がするのになぁ。