その第2駐車場の前にある定食屋
集客の難しい住宅街の中。詫びさびが効いたたたずまい。
あまり流行りそうでないシュチュエーションなのに
店横の駐車場は常に埋まってる。ずっと気になってました。
のんき
店の前にはためく「とん汁」の幟
正午過ぎ。
引き戸を開けると 中は ほぼ満杯。
あまり広くない店内には
カウンター 座敷 テーブルが
ぎゅうぎゅうに押し込まれてます。
空いていたカウンター席に座り お品書きを見る。
柱に掛かったホワイトボードのランチメニューもよさげだが
頼んだのは通常メニューの 地つぼ鯛ひらきと豚汁の定食(1050円)
少し値は張ってるが 地物のつぼ鯛は魅惑的。
さらに店の名物らしき豚汁もはずせません。
カウンター内で調理するのは親父さんと息子。
客筋は近所の工務店らしき人が目立つ。
親父さんとのやりとりを見てると なじみの客多し。
と言うか なじみでないのは自分だけのようです。
カウンター内の親子の手さばきを見ながら ぼんやりと待つ。
やはり名物の豚汁がつくパターンが多いですね。
そして この豚汁を注ぐときの気合がすごい。
えらく集中してるのが傍目にも伝わってくる。おいおい注ぐだけでしょう?
地つぼ鯛ひらきと豚汁の定食は 15分ほどで出てきました。
まずとん汁から。
絹豆腐 じゃがいも 型取りした にんじん 軽めの豚肉。
なるほど絹豆腐が崩れないよう注意してたのですね。
鰹だしベースの白味噌仕立て。予想以上に上品。いいですね。
じっくり焼かれた つぼ鯛の干物は芳醇な潮の香り。
身がしっかり詰まっていて食べ甲斐あり。相模湾の魚は侮れません。
しかし なにより感心したのは付け合せ。
大根の煮込み。味噌田楽のこんにゃく。ひとつひとつ 丁寧な造り。
漬物も柚子が効いて美味。
なるほど 常連が多いのもうなずける。
これなら毎日でも飽きそうじゃない。また来たくなるようなお店でした。
のんき
(レストラン(その他)
/ 二宮駅
)
昼総合点★★★☆☆ 3.8