エヴァをはじめとするアニメに多大な影響を与えたSFの映画化。
ハリソン・フォードも出演となれば 見逃すわけにはいきません。
エンダーのゲーム
原作は未読ですが 壮大なスケールのSFのようです。
ある日突然現れた 昆虫型生命体フォーミックによる地球への侵攻。
一人の英雄の活躍により撃退したものの数千万人の死者。
それから50年。人類は第2次侵攻を防ぐため
フォーミックの母星への攻撃を人類は画策。
優秀な少年少女たちを集め訓練を続けていた。
その中で才能を認められ 救世主として選ばれたのが10歳の少年エンダー。
彼は戦いに疑問を抱きながら指揮官として成長していく・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
エヴァのシンジ+ガンダムのアムロ+「スターシップ・トゥルーパーズ」
シンジの繊細さ アムロの葛藤に 海兵隊っぽい訓練がプラス。
H・フォードが演じる上官は わざとエンダーを特別視することにより
仲間からの妬みや憎しみを助長させ エンダーを追い込む。
その過程でエンダーの才能を開花させ 指揮官として育成しようとする。
エンダーの心理描写はおもしろいのですが いかんせん詰め込みすぎ。
原作では重要なファクターになってると言う 3人目の子供であることや
兄ピーター 姉ヴァレンタインの存在の説明が少なすぎて
映画視聴中は疑問符の連続。
あとでネットで情報補完をして やっと納得と言う状態。
3部作で制作すべきぐらいの内容を 1本にまとめましたという印象。
まるで総集編を見てる雰囲気。
ただ 戦闘場面は圧巻。さすがハリウッドです。
そして 逆にフォーミックの母星を滅ぼしたことに気付く瞬間は
宇宙戦艦ヤマトのガミラス星破壊の場面を思い出しました。
なるほど すべてのSFアニメの原型ともいうべき作品です。
おすすめ度 ★★★☆☆ 3.5