夕方の桜新町。次のアポイントは7時半。
昼も時間がなかったので 先に夕食をすませておきたい。
せっかくなので 雑誌で見た おしゃれなカレー屋に寄っていきます。
砂の岬
6時少し前。
ツタの絡まる個性的なたたずまいの建物。
前のベンチには4,名ほど開店待ち客が腰掛ける。
一緒に座って待つこと,5分。
ドアが開き 奥さんが顔を出し店への案内が始まる。
2人掛けのテーブル席2つカウンター4席の狭い店内。
カウンター端の席にすわり
パピルスのような表紙のメニューに目を通す。
心惹かれるドリンクやアラカルトはあれど 今回の滞在は1時間が限度。
調理時間がかかると噂の店。なるべく早そうな料理にしておくべきですね。
前の女性グループが選んだ
人気メニューの砂の岬カレースペシャル(1330円)をオーダー
カレー2種もマドラスチキンとトマトラッサム。すべて合わせておきます。
待っている間 ゆっくりと店の中を見回す。
現地の食堂を彷彿させるような こだわりが見え隠れする造作。
インド雑貨があふれんばかりに置かれた棚。
天井でまわる 古ぼけたシーリングファン。BGMは 明るめのインドポップス。
小物や本を手に取ったりして 興味は尽きず。すぐに時間は過ぎる。
気付くと 予想より早めの20分ほどで カレーが登場してきました。
ワンディッシュのセット。まずは 二つのカレーから。
ジャスミンライスにかけながら いただきます。
マドラスチキンカレーは国産鶏肉を使い スパイス豊かな 深みのある味。
なによりもうれしいのは 油が少な目のこと。
辛味もほどよく 日本人向けの仕上がり。これはいいっ。
トマトラッサムは唐辛子と酸味の利いたトマトスープという按配。
他のものと一緒に食べ合わせることにより 成立つようなカレー。
カレーと一緒に並ぶのはインドの惣菜。
バハドミニ(揚げせんべい) アチャール(大根と人参の漬物)
チャナマサラ(ひよこ豆の冷製カレー) ポリセル(野菜のスパイス炒め)
一番うれしかったのは チャナマサラ。ゴロゴロした ひよこ豆の食感。
本当なら頼みたかったダルカレーの代わりを果たしてくれる。
きっとインドの大衆食堂では このようなワンディッシュのセットを
手で食べてるのかなぁ・・・遠き地に思いを馳せながら 完食です。