ひさしぶりに 真木よう子さん関係の記事
柴咲コウ 寺島しのぶとのトリプル主演映画です
すーちゃん まいちゃん さわ子さん
すーちゃん(柴咲コウ)は料理好きのカフェレストラン店員。
現在は職場の中田マネージャーが少し気になってる。
まいちゃん(真木よう子)はOA機器メーカー勤務のバリバリのキャリアウーマン。
現在は不毛な不倫恋愛最中。
さわ子さん(寺島しのぶ)はWEBデザイナー。
自宅で仕事をしながら 母と一緒に祖母の介護を続けてる。
元バイト仲間の3人の友情は 10数年続いている。
30代女性の恋と仕事が淡々と描かれた作品。
それぞれが少しずつ傷つきながら 我慢しながら 慰めあいながら
自分の道を探していく姿は 愛しささえ感じる。
そして 「かもめ食堂」や「パンとスープとネコ日和」に通じる
スローな心地よさがある。
真木よう子が演じる まいちゃんは前半の社内セクハラに近いことや
不倫相手の優柔不断な態度を心の中で悪態をつきながら 笑っていなす姿は秀逸。
しかし後半 吹っ切って結婚・妊娠まで走りながらも 迷ってる心情は
わかりそうでわからなそうな もやもやとした印象。
介護に関わらざるを得ない さわ子さん 寺島しのぶは適役。
ただ 交際相手が 子供を生めるか検査をしてほしいと言った場面は
さすがにないでしょう。こんな男なら 誰でも愛想を尽かします。
そして すーちゃん役の柴咲コウ。
原作に比べキレイ過ぎるとか もて過ぎという指摘もありますが
個人的には 一番愛しさを感じた役柄。
特に30歳を過ぎてからの柴咲コウは 20代の頃のぎらぎらした印象が消え
ちょっと臆病で はかない女性を演じさせると ぴたっとはまる。いいんですよね。