最寄の駅は港南台か本郷台。どちらも車で10分は離れてるのに不思議。
その中に横浜のフレンチで唯一のミュシュランを獲得してる店があります。
シェ・ナカ
ラーメンの矢口屋も入るビルの一角。
駐車場はビル地下に6台分。
お盆のお昼。2週間前の予約でのランチ。
店内はキャパ20名ほどの広さ。
イエローの壁。飾られたコックの肖像画。
高級フランス料理店ではなく
トラットリア風の明るい雰囲気が漂います。
オーダーしたコースは ディジュネB(4500円)
年長のギャルソンは
いろいろ気遣い 料理のシステムも説明。
堅苦しくなく やわらかな物腰の接客。
垣間見れるキッチンには若いコックが二人。シェフの姿がないことが気になります。
◆夏野菜と魚貝類のテリーヌ
自家製スモーク ほたて 赤ピーマン 人参 コーン おくらetc が
包まれたテリーヌはいろいろな味が一緒となり 目にも楽しい。
人参ソースであっさりめの仕上がり。ちょっと食べにくいのが難。
次の皿が来る前に パンが置かれる。ライ麦配合のセミハード 熱々。
噛み締めるほど味が出るのはさすがですね。
◆天使のえびのパートカダイフ揚げアーティチョークのバリグール添え
ニューカレドニアで養殖された海老だから 天使のえび。
原田知世の世界ですね。(1984年 角川映画「天国に一番近い島」)
パリッと揚がった海老は頭まで食べることも可能。
付け合せは アーティチョーク 枝豆 いんげん。
海老から作ったソースの秀逸さに 心奪われる。
◆ポタージュスープ
ジャガイモと葱のビシソワーズ。
繊細な漉し加減の冷製スープに桃果肉がちりばめられる。
ジャガイモのコクと 桃の甘み。考えもしない取り合わせ。
「料理は想像力」という言葉が頭に浮かぶ。
◆和牛のランプステーキ グリーンペッパーソース
メインで選んだのは肉料理。
肉汁がたっぷりのランプステーキは少し焦げ目が入り野趣あふれる味。
何よりも感激するのがグリーンペッパーを使ったブラウンソース。
ステーキの味を引き立てる絶妙な味加減。パンですくっても その旨さがよくわかる。
◆デザート
焼きバナナとチョコクリームが載ったパルテ(店員さんの発音はそのように聞こえた)
トンカ豆(ブラジル産)のアイス
後から来た年長のコックさんがキッチンから離れて作っていたデザート。
パルテ(?)は凍らせたパンプディングのような食感。
焼きバナナと チョコのコーディネートが素晴らしい。
トンカ豆のアイスは香り豊かで不思議な大人の味。
それらを一緒にしてマンゴーとクリームのソースにつけながら食べると
甘みと上品な香り 酸っぱさと苦味が交じり合い 極上の一品。
すごいですね。
最後に 口直しに紅茶をいただき終了。
う~む さすがミシュランが☆をつける店。
特に ソースの素晴らしさと想像力の豊かさは予想以上。
シェフの姿は見えなかったけど満足がいく料理でした

レストラン シェ・ナカ
(フレンチ
/ 本郷台駅
、港南台駅
)
昼総合点★★★★☆ 4.5