原宿でも大人ひとりで入れる店。
久しぶりに寄ろうと思い 足を向ける。
神宮前交差点から渋谷寄りの場所。
あらっ ずいぶん新しい建物だらけになっちゃったなぁ。
まだ あるのかしらん・・・あっ ありました。
つくも
新しく出来たブランドビルが立ち並ぶ中
一つだけ残る古いビル。
昔とかわらないまま 暖簾が出ている。
狭い店内には 編集室にいそうな おじさんや
キャピキャピではない おねえさんらが たむろす。
カウンター内では おやじさんが調理中。
あまり効かないクーラーに扇風機。
昭和40年代の空気が漂う。
頼んだのは 皿うどん 大盛り(980円)
途中で 量が半端でなかったことを思い出すが 後の祭り。
まっ いいか。
・・・いや よくありません。出てきた 皿うどんを見てたじろぐ。
上部の表面積は変わらないが 器が皿じゃなく丼。深さが違う。
やっかいなのは 下に潜むのが麺だけでなく野菜も大量に入ってるところ。
「野菜も麺も1.5倍だよ」おやじさんが胸を張って言い放つ。
どろっとした餡に もやし きゃべつ ネギ 人参 豚肉 イカ 天カマ キクラゲetc
パリッとした細麵と一緒に食す。味は 旨いというより やさしげ。
「大量の野菜を獲れることが ポイント」は おやじさんの言葉。
そんな大量の野菜も麺も餡も お酢を掛け掛け食べること15分。
完食にいたる。ふ~っ お腹ぱんぱん。
明治通りにたたずむ最後の昭和。
「立ち退き来るよ。でも死ぬまで続けるよ。」
帰りがけに言っていた おやじさんの姿が印象的でした。