鎌倉での仕事もありながら(時々だけど・・・)
市内の飲食店で 行ってないところは多い。
おそらく理由は車を置けないから。完全なる車行動派としては この街は動きにくい。
さて今回 おじゃました蕎麦屋さんは しっかり駐車場の有る店です。
手打そば千花庵
頼朝の墓近く。白旗神社から歩いて1分。
さすがに このあたりは 平日は観光客も少ない。
狭い道の途中 住宅街の中の一角にノボリが立つ。
花で飾られたアプローチ。民家を改装した店舗。
駐車場は店の裏手。2台は置けるのでしょうか。
11時半。まだ客の姿はなし。厨房にご主人。接客に女性。
テラス側の席につき お品書きを見る。
外の案内板からも蕎麦粉へのこだわりは高そうな お店。
その印象から 「殿方の食べ比べ」 「ご婦人の食べ比べ」のシリーズに目が行く。
よっしゃ 一番手ごろ値段の
殿方のせいろ蕎麦の食べ比べ(1800円)をいただきます。
5分ほどして最初に出てきたのは 青森の蕎麦。
最初に カボスと塩でお試しくださいとすすめられる。
岩塩らしき色の塩と すっきりした酸味のカボス。
細めにきれいに切りそろえられた 更科系の蕎麦にかけていただく。
うぅむ 衝撃!
岩塩で食すことにより 風味 甘みを引き出すだけでなく
今回はカボスが加わることにより キレの良さも加わる。
夏蕎麦のせいか あるいは更科のせいか 風味は強くないが
繊細な蕎麦を生かすには すごい いい発想ですね。
塩加減とさわやかな酸っぱさは ソルティー・ドッグを連想させる。
続いて大分の蕎麦も登場。立て続けに 塩とカボスで試してみる。
あっ これは違う。
大分の蕎麦は風味が高い分 カボスと酸っぱさと かち合ってしまう。
新蕎麦のようですね。こちらは つゆで食べるほうが 旨さが引き出せる。
あっ でも いい。喉越しというより食感がとてもいい蕎麦です。
つけ汁は 自己主張が強くない 甘さ控えめの安定した出来上がり。
最後にトロっとした蕎麦湯でのばすと ちょうどいい塩梅の飲み物となる。
そして 見逃してはならないのが漬物。なす 生姜 沢庵。
さほど漬物が好きでない自分でも おいしくいただける。
これは つまみから試してみたい蕎麦屋さんですね。
次はアルコールもたしなめるような状況で訪問します
