もう このあたりになるとオタ認定でしょうか?
『遅咲きのヒマワリ』 かほりの好きだったシーン 2に行ってしまいます。
今回は医師としての かほりの心の変遷。脚本が途中で変わったのでしょうか?
第1話 郁子(倍賞美津子)を助けられなかった かほり。
死と隣合う地域医療の現実に直面し ショックを受ける。
そして それまで 反発していた看護師の彩花に謝る。
「すみませんでした…生意気なこと言ってすみませんでした」
第3話 指示ミスをして患者の容態を急変させてしまった かほり。
「そのうち 東京に帰るんだろうが 一番中途半端で迷惑よね。」
看護師たちの陰口を立ち聞きし 深く傷つく。
看護師たちの陰口を立ち聞きし 深く傷つく。
嵐の中 往診しにいった おばあさんからの
「二階堂せんしぇ ありがとうございます」という言葉に涙が止まらない。
第5話 患者からの信頼も得始めた かほり。
看護師の青山(田口淳之介)は 冷たく言い放つ。
「東京に戻るなら ぼくたちへの貸しを返してからにしてくださいね」
立ち去る青山につぶやく かほり。「戻る予定ありませんから」
かほりから東京に戻る予定がないと聞いた看護師の青山は
「よかった。ちょっとは つかえるようになったとたん おらんようになったら
貸しをかえしてもらったことになりませんから」
第9話 「先生はいつか東京の戻るがやないの」不安がる患者
かほりは言い切る「いえ ここにいますよ ずっと」
「安心ですね」青山は 今や かほりの味方。
説明をするが 患者たちの不安は消えない。そこに助け舟を出してくれたのが青山。
「すごいやないですか。もしかしたらノーベル賞とっちゃうかもしれませんよ。」
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「遅咲きのヒマワリ」で納得できないことが ふたつある。
いい味を出しているのに 「入口くん 出口くん」扱いは もったいない。
ここで取り上げたように 研究医として挫折した かほりが地域に溶け込み
臨床医として成長していく姿が丁寧に描かれてたのに…
真木よう子本人もインタビューで 一番好きなセリフとして挙げてるのが
第9話での『見つけたんじゃない。あったんだよ。最初から目の前に。』
地域医療に打ち込むことを決意した言葉に涙が出そうになったとか。
最終話での東京に戻る決意は「夢は自分のものだから」とこじつけてるが
それまでのストーリーを無駄にするようで 流れは明らかに変。
ラストの東京タワーシーンを撮りたいがために改変したのか?
もし続編があるのなら しっかりと練り直して欲しいものです。