蒲田に来るのは久しぶり。
今回こそは 丸一のとんかつを食べようと思ったら・・・臨時休業。
午後2時近く。東口商店街の果てで開いてる店は多くない。
視線の先に入ったのは この時間でも人が入っていくラーメン店。
ほほう 蒲田のラーメン店はほとんど未経験。入ってみましょう。
角地にある木造の建物。
外壁に貼ってある御品書き。
昼夜のメニューが違うらしい。
ガラス戸を開けると
カウンター9席の狭いお店。
この時間でも半分以上が客で埋まる。
流れる音楽はスタンダード・ジャズ。
カウンター内で調理をするのは ご夫婦二人。
入り口右手に自販機。ボタンに書かれたメニューとにらめっこ。
しばし迷った挙句 最初に目に付いた海老そば(850円)に指が戻る。
海老そばといえば 新宿の「五ノ神製作所」に思いが及ぶ。
店内は あそこまで海老の匂いが充満してないが こだわりがありそうなご主人。
どんな海老そばか楽しみです。
カウンター内を覗くと 麺は浅草開花楼。六厘舎で名前が聞いたことがある。
有名な製麺所らしいが 残念ながら東京の麺事情は疎いので そこまでの知識。
ご主人は 釜から2度 ザル揚げする姿。麺とワンタンですね。
奥様により 丼が手早く彩られ 海老そばが出てきました。
予想とは少し違った 上品な仕上がり。
あっさりした塩スープに 海老の香りがほのかに漂う。
上に載るのは白髪ネギに混じる干しサクラ海老。塩ラーメンに必須の春菊。
ウサギの耳のように立つのは 薄く切った笹かまぼこ。
麺は中細。それほど自己主張は強くない。
なによりも ぷりぷりした海老ワンタンが圧倒的な印象。
「海老そば」というより「海老ワンタンそば」 それも和風。
最後まで食べきっても あっさりと胃に収まる。
近くにある『さしみや五坪』もそうですが
蒲田には研究熱心なお店が多いようです。
次回は汐そばを 食べてみたいですね。