宮島に行くなら 穴子飯を食べたい
それも せっかくなら 噂に聞く行列店で 食べてみたい。
1,2時間待つ覚悟で行くか あるいは開店すぐに行くか。
どちらにしても そうそうは来れない場所。
朝食抜きで 思い切って 早めの時間に伺いました。
あなごめし うえの
がんばったが 道路事情で遅れる。
10時半ごろ。JR宮島口駅前にたたずむ。
店内は一杯だが 行列までは なし。
ほとんど待たずに あっさりと入店。
逆に お弁当を頼む人のほうを多く見かける。
案内されたのは 個室ぽくなった 4人がけのテーブル席。
壁の貼紙には ご主人の保証つきで
「ご注文は二人なら 白焼き一皿(1050円) 穴子飯 並み(1470円)」と書かれる。
なるほど・・・三人なので 穴子飯3つと 白焼き1つを注文。
あちこちのテーブルでは にぎやかに穴子丼を かっ込む客の姿。
まるで 寅さん映画に出てきそうな情景です。
まず 最初に 運ばれてきたのが白焼き
6等分にされ カリッと焼かれた穴子。皮に少しついた焦げ目がいい。
脂がのり ミシミシした食感。岩塩 わさびをつけて いただくので さっぱりしている。
日本酒と一緒に つまんだら 最高でしょうね。
白焼きを 楽しみ終わった頃 穴子飯が出てきました。
小ぶりだが きれいに並んだ 穴子の切り身が 食欲をそそる。
穴子の厚みは そこそこ。
適度に脂が落とされた身は 強く焼かれ パリッとした食感。
タレごと炊き込んだ飯は ホクホク。 穴子の香りが染み込んでいる。
甘いガリと 昆布が アクセント。
う~む 確かに旨い。
でも 店で温かい 穴子飯を食べるより 弁当向きの雰囲気。
少し冷めたほうが 穴子とご飯がなじんできそう。
酒を飲みながら 白焼きをつつき 最後に穴子飯で締める。
店では そういう楽しみ方のほうが よいのでしょう。
昼食として頼むと値段は高いが 酒付きと考えれば妥当。
一度 経験したいものです・・・