横浜駅東口から 西に行った平沼橋商店街の一角。
時々 カレーうどんや 鴨せいろを
食べに行ってる店。
何本も立つ黄色の幟(のぼり)が目印。
その幟の中で見つけた 板そばの文字。
頭から離れなくなりました
【平沼 田中屋】
平日のお昼時。きれいでモダンな雰囲気の店内。
すでに立て込んでおり 手前側のテーブルはいっぱい。
L字に曲がった奥側のテーブルに案内される。
板そばに心は残るが 2.5人前の量。無謀な気がする。
しかし値段は 850円。ざるどばは600円。
つけ汁は別価格といえど それほど差はない。
もしかしたら たいした量ではないかも。思い切って注文です![]()
待つ間 女性店員たちからは 好奇の視線が向けられてるような・・・
たぶん話題になってる。ひとりで板そば 食べようとしている客がいるって。
しばらくして 板そばが運ばれてくる。
うーむ 予想以上の量。突きつけられる現実。食べられるかなぁ・・・
つけ汁は きざみ鴨汁と もり汁のセット(+450円)
大食いの基本は早食い。
つまり満腹感とは 脳から信号が送られ作り出されるもの。
だから 脳が気づく前に食べてしまえばいい。
サラッとした仕上がりの 細めでコシのある蕎麦。きざみ鴨汁でいただく。
甘くねっとりした鴨の脂。汁の中に潜む 刻まれた鴨肉。
やはり 田中屋の刻み鴨蕎麦は うまい。どんどん箸が進む。
楽勝 楽勝。これなら 一気に食べられそう。
しかし半分食べたところで お腹にズンという衝撃。
急に襲われる満腹感。
しまった~ 中枢神経が気づいてしまった!
さらに続くアクシデント。鴨汁が底をつく。残りの蕎麦は もり汁でいただくことに。
甘い 濃くて甘すぎ。もり汁は 蕎麦湯で2倍に薄めて ちょうどいいくらい。
目に見えて落ちていく ペース。
すでに 胃から胸 食道を駆け上りつつある 満腹感。
のどのあたりまで 蕎麦で 埋まってるような気分。いっぱい いっぱい。
でも ついに完食。食べきったど~
『黄金伝説』の浜口になった気持ち。
しかし 余裕のなさを 店員さんたちには気づかれたくない。
ゆるゆると席を立ち お勘定。
平気な顔で動きながらも 蕎麦が口から出てきそう。
どうにか 店を出て 少し離れた場所で 電柱に手をつけ一息つく。
もう大丈夫。店員さんたちにも姿は見られまい。
ふふふ 食べきったよ。ざまーみろ。ちょっとした充実感。
だが そこへ 外まで追いかけてきた声。「お客さん 携帯 忘れてま~す」
携帯を渡し 笑いをこらえながら 店に戻っていく女性店員。
勝利の充実感も つかの間。
体中に広がる敗北感。そして消え去らない膨満感。
.......(;__)/| ガックシさ・・・
平沼 田中屋
(そば(蕎麦)
/ 高島町駅
、戸部駅
、平沼橋駅
)
昼総合点★★★☆☆ 3.5

