原恵一と言えば
クレヨンしんちゃんの名作『オトナ帝国の逆襲』 『戦国大合戦』の監督。
どちらの作品も 子供の世界を超越した 哀愁と奥深さに感動したものです。
さて そんな原監督の 2010年度作品。
こちらも期待に違わない 味わいのある出来上がりでした。
カラフル
しかし天上界に上る途中で「ぼく」は抽選に当たり
もう一度 下界に戻るチャンスを与えられる。
なぜなら 大きな過ちを起こした 「ぼく」の魂は
過ちに気づかなければ輪廻できないと言う。
自殺したばかりの 中学三年生の「真」に
入りこんだ「ぼく」は もういちど生き返り
「真」としての人生を やり直してく・・・
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家族4人で食卓を囲む普通の家庭。
しかし案内人であるプラプラから告げられた「真」の自殺理由は
好きだった後輩の援助交際 母の不倫と 生々しいもの。
淡々と進むストーリーのなかで 周りを傷つけ 悩みながらも
自分の居場所を徐々にみつけていく「ぼく」
普通だと思ってたことが 普通じゃなかったことに気づく後半
そして 題名でもあるカラフルの心境に到達する「ぼく」
なぜ 「ぼく」の魂は再挑戦させられたのか?
すべてがわかるラスト。
う~む さすが原監督。今回も 奥深い余韻を残してくれました。
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声優陣で ビックネームは 宮崎あおい
ブスっ子の役。当然ながら うまい。これは 想定内。
想定外だったのが 南明奈。援交している後輩役。
この映画の主題である カラフルな心情を 表現しきっている。
グラビアなんかより 案外 声優向きかも?