そのニュースを見たとき 思わず えっと声が出ました。
元キャンディーズの田中好子さん 亡くなる
今でこそ 女優として有名ですが 田中好子さんといえば
やはり キャンディーズのスーちゃんという イメージ。
キャンディーズは ピンクレディーと並ぶ
1970年代のビックアイドル。
1973年に「あなたに夢中」でデビュー。
センターはスーちゃん。
最初の4曲は あまりヒットせず。
しかし ランちゃんをセンターに据えた
「年下の男の子」が大ヒット。
それ以降は 引退まで ヒットを連発。
「春一番」「暑中お見舞い申し上げます」
「わな」「やさしい悪魔」「微笑返し」etc...全曲覚えています。
キャンディーズの魅力は その一生懸命さ。
伊東四朗の電線マンが印象的だった「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」
コメディーにも手を抜かない 3人の生真面目さが 大好きでした。
1978年に解散。
「普通の女の子に戻りたい」というランちゃんの言葉は有名。
なのに ミキちゃん以外の スーちゃん ランちゃんはすぐに女優として復帰。
とくにスーちゃんは「黒い雨」の熱演により 本格女優へ。
それはそれで すばらしかったのですが
芸能界をやめたかったわけじゃないの?と 違和感をずっと抱いてました。
しかし Wikipediaを見ると 解散の理由は 歌の実力がないのに
人気だけが先行していく事実に 3人が恐怖心を抱いたためらしいとのこと。
オクタープ域がなく
ユニゾン(同旋律での斉唱)しかできなかったキャンディーズ。
たしかに 当時のアイドルの歌唱力なんて似たり寄ったりでしたが
その後の スーちゃん ランちゃんの女優としてのがんばりを見ると
何事にも真剣だった彼女らには 耐えられなかったのでしょうね。
30年たって やっと納得しました。
それにしても 親友の夏目雅子さんをガンで亡くし
その縁から 夏目さんの実兄の小達さんと結婚。
自らも 乳がんで 55歳の若さで 亡くなるなんて言葉がありません・・・
ご冥福をお祈りいたします。