ジョージ・クルーニー
車のCM かっこよかったですよね。
でも この映画でのクルーニーは 少し微妙です。
マイレージ、マイライフ
ライアンはリストラ会社の腕利き社員。
あちこちの都市に飛び
いろいろな会社の社員のクビをきっていく。
1年中 仕事で移動してるのでライアンには
家庭がなく 恋人もいない。
でも それなりに もて 自分ひとりで 気ままに生きている。
そんな彼の世界に二人の女性が登場する。
ひとりは ホテルのバーで出会い意気投合したキャリアウーマン。
もうひとりは ライアンとコンビを組むことになった優秀な新入社員。
彼女らとの交流の中で ライアンは徐々に変わっていく・・・
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正月に 知り合いが孤独死しました。
そのほかにも ここ数年 まだ年でもないのに 孤独死した友人が3名ほど。
パターンとしては 独身だった。あるいは 離婚して家族がいない。
この映画のライアンも考えちゃいますよね。
自由に気ままで生きているはずが いつの間にか人恋しくなっている。
温もりがほしくなっている。
彼をそんな気持ちにさせた 二人の女性。
キャリアウーマンのアレックスと新入社員のナタリー。
しかしラストにわかる 正反対だった彼女らの価値観。
自分は 絶対 ナタリー派。
頭でっかちで小生意気な態度の裏に 情の深さが隠されている。
冷徹な快楽主義者のアレックスは やっぱり無理ですね。
そしてラスト。もとの世界に戻っていくライアンの姿。これはつらいです。
孤独の切なさを感じさせる作品。
ひとりになるのは いやですね。