実家がある 横浜・上大岡。
京急百貨店はあるが 親を連れて 食事に行くところは 今ひとつ 見当たらない。
まぁ しいてあげれば 鹿島寿司と 和食の花里 あたりかな。
そんな上大岡で 中華街の萬珍樓で15年修業をしたシェフが
去年オ-プンさせた店があると聞き 早速行ってみました。
福鼓楼
ここは手前に抜け道があるため近所の人が通りにくい場所。
でも いつのまにかに カフェが出来たりして
ずいぶん 様変わりしてます。
そのカフェの奥にあるのが この店。
ちょっとカジュアルだけど正統中華料理店らしい小綺麗な店内。
奥さんらしい 綺麗な方が 接客担当のようです。
ランチは セット3種類(1350円) コース2種類(2300円) 麺セット(1100円)
3人で食事だったので セット1種類と コース2種類を オーダー。
コースは 前菜 薬膳スープ 点心2種 大根餅 主菜 ハスの葉巻きチマキ デザート コーヒー
主菜は 地養鶏のレモンソースがけ 大海老とカイラン菜の辛み塩魚風味
前菜の 甘いトマトに まず 驚き。次に薬膳スープの 材料の多さ、味わいの深さに感動。
そして大根モチは・・・シェフ自慢の一品だけあって う~ん いままで食べた中で一番おいしいかもしれない。
これは なかなか 侮れません。
主菜の 材料の活かし方のうまさと 絶妙の火加減。海老なんて プリプリッです。
そして なによりも ソースが舐めたくなるほど おいしい。
辛みソースもおいしいけど さらに良かったのはレモンソース。これだけで ご飯が2杯食べられそう。
ハスの葉のチマキ(画像不掲載)は まずまずかな。
セットのほうは サラダ、スープ、恵ポークと旬の野菜の八宝菜
サラダには コースに出てた前菜が 刻み込まれてます。葉っぱ類も 新鮮。
そして この八宝菜。キュウリやセロリ ネギなど 野菜の火の通し方が絶妙。
シャキシャキしていて 風味も豊かで おいしい :*:・( ̄∀ ̄)・:*:
デザートは コースは マンゴープリン。セットは 杏仁豆腐。
ヌーベルシノワほど 奇をてらうことはないが 材料も味付けも洗練された皿の数々。
広東料理なので 全体的に 味はやさしめ。ひとつひとつの料理に 神経が行き届いてます。
そして 化学調味料を使わず ここまでの味を出してくるとは すばらしい・・・
それなのに・・・客が少ない(夜はわからないけど・・・)
理由としては 第一に場所の悪さ。近所の人でも 気づいてない人が多そう。
次に おとなしめの味なので 若者には インパクトが少ないかもしれないこと。
でもね。化学調味料で 舌がしびれるような中華に 人が集まる昨今。
ここまでの味を作り出す正統派の店に 人が来ないのは 残念で仕方ありません。
神奈川県港南区上大岡東1-2-13 HARU 102