通夜に思う・・・ | 湘南ダック ~神奈川・東京 ランチグルメ~

湘南ダック ~神奈川・東京 ランチグルメ~

おいしく食事が出来ること!健康であること!感謝です!

自分が 新入社員として 就職した会社は百貨店。

会社自体は 今もありますが 10年以上前に吹き荒れた 早期退職の嵐で 多くの人がやめ

今は ほとんど 散り散りバラバラとなり 別々のところで 働いてます。

でも 今でも 仲間意識が強く なにかあると みな集まってきます。


そして先日。同期が亡くなりました。

彼とは 新人の頃は よくつるんでいましたが その後は疎遠となり 

会社を辞めてからは10年以上 連絡を取っていませんでした。


お通夜に来たのは 当時の会社の人たちで 数名。

ずいぶん 声を掛けたらしいのですが 来ない人が多かったようです。

同期の女性たちも 結局一人も来ず 弔電を連名で打つだけに とどまりました。

同じ店に配属された 同期の男性は 4名いたのですが 

ひとりはもう2年前に亡くなり ひとりは消息不明なので 来たのは 自分ひとり。


1年半前に 若くして亡くなった先輩社員のとき 百名近く 集まったのとは 大きく違ってました。


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


なぜ みな来ないのだろう? 

その理由を 聞き 愕然としました。


1年半前の先輩の葬儀のとき 通夜に出席するように誘ったひとに 彼が言ったことは

「本人が亡くなったのなら もうメリットが無いから 行かないよ」


その言葉が伝わってたのでしょうか?

今回 来なかった 年上の方の中には こう断った人が いたとのことです。

「もし 自分が亡くなっても あいつは来なかっただろう。だから行かない。」 


「結局 不義理ばかりしてたからよ。」

お通夜の帰り 一緒に飲んだ後輩の女性は言ってました。

彼女は 彼に そのことについて 何回か強く意見したそうです。


そうですね。ほんとに その通りなのです。

どんどん年齢を重ねるにつれて 冠婚葬祭の義理は欠かさないこと、

そして 損得勘定抜きで 人と付き合う大切さを 痛切に感じるようになりました。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


彼は すでに数年前 離婚しており ひとり暮らしのマンションで 亡くなった翌日に 

会社の人が見つけたとの話です。

まさか こんなに若くして死ぬとは思ってなかったのでしょう・・・

ご冥福を祈ります。