特段捻りのあるタイトルも思いつかなかった。
2022年が暮れてゆく。彼女たちと出会ってからおおよそ10ヶ月が経った。
順調だったか否か。まあ、楽しくやっている。彼女たちもおおよそ仲もよさそうで、和気あいあいと日々のライブアイドル活動や各種SNSに精を出している。
一番最初に上記記事にて、各個人に対しての感想をさらっと書いた。今年の終わりにもさらっと書き残しておこうというのが当記事である。
ただの感想じゃねえかこんなもん。
(めんばーさん)となっているが、特段ひとさいそのものに対しての振り返りをするつもりはない。グループ全体を語るというのは得意でもないし、ここはただの通過点でもあろう、語りも必要なかろう。
単に面倒とも言う。時間がないともいう(ならば今すぐ無駄についったーを見るのをやめろ)。やりたいことがほかにある。
・榎本雅
本人があまりに「みーあん」という名ばかりプッシュするものだから、たまに「榎本雅」という文字列を見ても、みーあんとそれが一致しなくて困る。
正直に言うと、最初の頃をよく耐えたなあと思う。本人にもこの間、そんな話はした。
「序盤は集客に苦戦することもあるかもしれないが」と書いたとおり、まあ苦戦した。
過去形である。今は現場でも、後押ししてくれる人の姿が出てきた。現場での集客、という意味でも、まずは軌道に乗った。
いつもはにかんだような笑顔で、天然で、どたばたとステージ上を駆けまわっている。
ダンスはとてもどたばたしている。どたばたなりに、しかしうんと成長した気もする。
正直、僕はこの人はダンスは最低限でいいと思っている。本当に厳しく言えば、現在のレベルが最低限なのかどうかはやっぱりわからないので、まだまだバリバリ成長してほしいけれど、それでも最低限でいいと思っている。
才能が歌に眠っていた。声質が本物の匂い。まだまだ不安定だが、ハマったときのパンチ力がとんでもない。
ライブアイドル界で本当に歌を武器にできる、そんな素材に見える。
このくらいの歌の素質があるからこそ、ダンスは最低限、歌がうまけりゃそれでいいかなあとは思う。結果としてそうなるだけであって、本人はどちらもこれからもこれまでと同様、もがいてもがいて上手くなっていくのであろうが。
これは現場に通う現場主義者のたわごとであって、一般的に言えば武器はグラビアになるのだろう。
本人も元から、なんならひとさいになる前から、グラビアに対する熱はあったようで。
来年の話をした時も、彼女はグラビアに向けての抱負を熱く語ってくれた。後天的なものもあるだろうが、グラビアなんてものはやはり持って生まれたものが左右することの多いものであると思うし、彼女は心身ともに向いているのだろう。
総じて、もう一段二段、皮の剥けてくる人だろう。その時にどんな存在になっているのか、デビューの時もわからないことが多かったが、ここまで見てきてもやっぱり、わからないことが多い。
SNSでのフォロワーも多く、何かをいざ発信しようとすれば、それによる影響力もあるだろう。
才能もある、ぶっ飛んでいる、でも思考できる頭もある。
彼女の行動のひとつひとつについて深く語れば、きっと面白いだろうと思っている。
総じて、きっと2023年のみーあんも予測不可能で、面白いはずだ。
グラビア手始めにこんなものに挑戦。みんなで買おうみーあんグラビア。購入期間は12/27~1/2とのこと。今日からだね。
・冬野れい
とんでもない美人なのは、デビューの頃から変わりはしないのだが。
この1年で、すっかりアホキャラが定着した。グループのTiktokでも、彼女のアホに焦点を当てた作品の多いこと。
そのある種の蔑称(でもあるし、愛称でもあるのだが)をニコニコヘラヘラしながらやりすごし、そしてしっかりアホを演じている(いや演技じゃないだろ)。
通り一遍のオーソドックスなライブアイドル的ふるまい、接触が出来る人。もっと来てよ、私だけでしょ。
最年少なのに、本当に他人本位な人。フォアザチームとでもいおうか。
この間も今年の振り返り、来年に向けてなどという話を軽くしたが、いくら話しても自分の話が一向に出てこなかった。ひとさいの話と、本当にごくわずか、前世の話。グループの話、他人の話ばかり。
他のメンバーにも共通する話だが、きっとここの居心地はいいのだと思う。本人もそう言っていたが、それが嘘に見えない。
だから、できるだけここを守りたい、ここを良くしていきたい。そう言っていたのも本心に見える。
本当にどう思っているかなんて、ただのをたくにはわからない。
パフォーマンスにも力を入れるようになったみたいだ。頑張ってレッスンしている、と最近よく聞く。前半戦はそんなことを聞いた覚えがなかったので、このあたりは意識もかわったようだ。
事務所都合で配信媒体は一人だけポコチャ。こちらはいろいろ縛りもある中でメンバーでたった一人、大変だろうと思う。さほど見ていないのでこちらのことはなんとも。
そしてみーあんと共にグラビア部隊だ。美人で持つものも持ち、適性もあるというか、見たいなあと思わせる人だと思う。
特に女性相手にはそのビジュアルで無双できる、今年何度もそんなシーンを見てきた。たかすかと共に入口になれる、いや、なっている人。
だから来年はもう少しスポットライトが当たるといいなあというのは思う。自分でぐいぐいと出るような人ではないだけに。
ぐいぐいと出るようになってくれれば、もっと面白くなるだろうとも思う。でもれたんいい子だものね。だかられたんはこの環境でよかったんじゃないかな。ここに来てよかったね、れたん、えらいねぇ。
・峰島紬
現場人気ナンバーワン、歴戦のつわものであり、ライブアイドルたるために戦う人。
ひょうひょうとふるまいながらも、影と弱さと危うさと、そんなところがある種のをたくにはたまらない人なのだろうなと思う。僕もこういうタイプは結構好物な方だ。
もっちゃん以外に頼る人というとやはりこの人になる。
もっちゃんの不調時によくステージ上を指揮していたのはこの人だったし、大した回数ではないが、何かちゃんとした話をしたい時の選択肢はこの人だった。ちゃんとした話とは?
いわゆるライブアイドルとして育ったもっちゃんも、一番話ができる、共通言語のあるのはみねちゃんだったのではないか。
いちばんライブアイドルな人なのではないか。別に地下アイドルと言ってもいい。当記事からは個人的にライブアイドルと言っていこうとふと思ったので、ライブアイドルと言っているが、大した意味はない。
つまりこのような、小さな規模でライブを行い、客と密接にかかわっていく、そんなアイドルだ。
自らのファンとよくコミュニケーションをとり、よく共感し合い、共に生きる。
ファンと一緒に生きる。お互いに支え合って、そのライブを、特典会を、一緒に生きて、交わり合って、そんな瞬間のきらめきを大切にして、胸にしまい込んで、また次の機会まで生きていく。
或いは傷つけられることだってあるかもしれない、でも別のファンに癒されて、それでまた次まで生きていって。
何か、メンバーの中では一番、自分と似ているファンが多い人のような気がする。そして、そのファンと互いに支え合って、日々を生きているような。互いに溶け込んで、生きているような。
一種の、共依存すら感じるような。
そんなことを、ふと思った。
ライブアイドルならそんな生き方は特に悪いことじゃない。そもそも悪いことではないけれど、ライブアイドルなら、特に。
そうやって、誰かの癒しに、誰かの希望に、日々なっている、そんなことっていいじゃないの、ふとそう思った。
・高須賀友香
メジャーリーガー。我らのエース、我らの女王。
常に現場にファンがものすごく多いかというと、本人の抱えるファン層の特性上、そんなことはないが、生誕祭では貫禄のソールドアウト。さすがと唸らされた。
初見の客もまずは吸い込まれるように彼女に行く。8月の明治神宮花火大会、男性アイドルを見に来た女の子に対する特典会での吸引力は圧巻だった。面白いように皆、高須賀特典券を購入していた。
ライブアイドルに対する適応を危惧もしたが、全くの杞憂だった。
最初にこわごわライブをしていた、「Re:Start」のMVでも不安げな表情を浮かべていたのが嘘のように、今や女王様然としながら笑顔をそこかしこに振りまき、実に楽しそうにライブをしている。
そしてこれは元々そのようなスタイルでやっていたようだが、自由気ままにツイッターでヲタクにリプをしている。なんなら自分宛に来たものでない、ただのツイートにも勝手にリプしている。そしてファンのツイートをよく見ている。何とは言わないが、それで火消しを成し遂げ、酔っぱらっちゃったーととぼけていたりもしたし、客を揶揄するともとれるようなものには全力で、しかも上手な方法で噛みついていたりもした。
元々居たステージからは考えられないほど、客にフレンドリーで、客を愛している人だし、とにかく対人戦に強い人。この1年でこの人の凄みを何度も感じていた。
正直、大変に感心している。
歌とダンスは初心者コースからしっかり1年間頑張ってきた。それは今後もしっかりやっていけばよいし、勿論手を抜いてほしくもない。
しかしこの人を語るのはそこではない、上記の圧倒的な人に対する強さと強心臓ぶりである。
何度も言ってしまうが、まさしく女王。立派である。
上の世界でやっていくにはこう強くないとならんのか、勉強にもなった。
本人に聞く限りでは、高須賀友香個人としては来年もいくつも展望がありそうなので、来年はまた今年とは一味も二味も違う、上のステージの世界を見せてくれるのであろう。
この人をひとさいが獲得できてよかったと思っている。ひとさいの至宝だ。
もちづきさんに関しては別記事にて…書きたいなと思っているけれど、さて、どうなるものか。