状態の違うレーズン酵母でミニ食パン生地。

米粉に限らず、自家製酵母でパンを作るときって、酵母起こしの発酵の見極めが大事だと思うんだけども

人によって早めに酵母を仕上げてパンにならない人、待ちすぎてパンにした時に過発酵になってしまう人がいる。

ここの見極め、というのは臨機応変な部分もあるし、五感で感じとる部分もあるようにおもう。

何度で何分、時短で焼ける!というような米粉パンを知りたいなら、ドライイーストの併用が確実だし、その方が美味しく焼ける。

それは美味しく焼くための工夫であって、パンとしての優劣ではないんだけど、なぜか敗北感を覚える人も少なくないようだ…

自家製酵母だけで焼きたいんだ!でもうまく行かない、という時は、ひとつひとつのプロセスを確認して修正点を探していくことになる。

失敗した時に、何がダメだったか、考えてみるのは上達の近道だけれど、失敗の原因は何かひとつだけ…ではないことも多いんだよなぁ~って思っている。

ふとお見かけしただいぶ先輩の米粉パン講師さんもそんな投稿を書いていた。その方がしているのは米粉パンの先生向けの講座。人に教えるにしても自分で食べるにしても、大事なことは同じなんだよね。

ただ、そこがわかるにはやっぱり経験はいるような気がする。なんでこれを使うのか、なんでこうするのか、何度で何分なら上手く行くのか…という疑問を持つのもわかるんだけど、知識や理論はあくまで目安なんだ、と体験を通して実感する程度には作る経験も必要なんだよね。