先日の アプリコット酵母 と プルーン酵母で 米粉ベーグルを試作しました。

表面が裂けてしまったのと、食感がもう一息ではあるけど、お米の香り豊かで美味しい米粉パンになりました。

暑くなってくると発酵の進み具合が早いから
室温発酵でもわりと簡単に作れますが、自家製酵母は生き物、その時の酵母や生地の様子をよく見て作るのが大事です。

ドライイーストの均一な配合や仕上がりになれていると、自家製酵母の時々にあわせるというのがピンと来ない方もいるかもしれないけど

レシピはだいたいの目安なんですよね。
自家製酵母で作る米粉パンは五感をフル活用して作るパンだと私は思っています。

パン生地はいつも同じでもないから、やり方もその時のパン生地に合わせて変えてみたりってあるんですよね。そこは、理論の積み重ねというよりは試作の経験値による部分もある。

なんでそうなるのか、理論的な裏付けもあるけど、私の場合はそれはだいたい後付けかなぁ。ある程度の予測はたてるけど、作りながら、何を使ってどうするか、即興的な閃きの方が美味しい米粉パンを作るきっかけになったりする。

料理のレシピって、誰でもが作りやすい形から、ある程度の知識をふまえて作るものまで段階があるよね。

私の場合も、入門レシピは知識や理論を知らなくても、まずはレシピ通りに作れば出来ますよ、というかたちにしてる。

しかしわりと初心者ほど、いきなりレシピと違うことをするし、レシピの主題から離れたところに関心を持ちがちだったりする。自己流は事故流、とは米粉パン作りにも言えることなんだよね。

まずはレシピ通りに作る、五感を使って、自家製酵母米粉パンをよく見る…が先だと思うんだよね。