放射線治療、またまた受けています。 | 卵巣がんになった`zaki‘の空間遊泳

卵巣がんになった`zaki‘の空間遊泳

2006年秋「悪性卵巣腫瘍の疑い」と告げられ、治療→再発転移を幾度も繰り返す。
◆受けた治療:手術4回・化学療法5ライン・放射線1回・がんカテーテル治療15回
◆現在: リムパーザ錠服用中
♫ 卵巣がんと長~くお付き合いしている、現役患者です。

日暮る時間が早くなりましたね。時の流れについていけないままで、私の2019年の夏が終わりました。
北関東端っこ地域では秋の気配が本格的に漂っています。

いいえ、ココは正確に書かないといけません。正しく言えばメル市では漂っているでしょう」でございます


私ざきの現在居住地は、約50km南下した田舎大型大学病院。滞在(=入院)して10日ほど経ちました。
周囲の自然どころか今日の天気さえ不明な日々。23日に受けたカルボプラチン単剤-④の副作用がやっと抜けてきています。...  不本意ながら、病棟での「3日間何も食べない、しんでれいら」になってました。

ですがですがこんな状態だと言うのに、またや!の放射線治療も進行開始しましたガーン 4箇所目でございます。


正直申し上げればキツキツスケジュールに『えー‼️ナニこれ!?(・_・;』と驚きましたが、立てる腹さえチカラが無くなっているざきさんは...ひたすら硬いガラスの放射線治療用ベッドで腰痛と闘っておりますアセアセ


コトの発端は8月14日の「CT検査によるカルボプラチンの効果判定」の結果を聞きに行った日です。

相変わらずの存在感の薄さから、患者ざきさんに『うっすら先生』とニックネームを確定された病棟主治医登場。
(スミマセン先生m(_ _)m。でもYABUは相応しくないですから、ご安心下さい〜)

検査の結果は
① タキソール単剤で順調に倍増していた腫瘍マーカー値は、カルボプラチン単剤に変更してからはその高値をほぼ維持したまま。

②直近のCT画像判断でわかったことは
・首(鎖骨下)の腫瘍が著しく増大。
・骨盤内の腫瘍は増大しているもの、縮小しているものが混在しているので、プラマイ≒「0」。ただ、全体的には微妙に小さくなっている印象がある。

③以上の事より、解釈も幾つかあるとは言えるが「増大を押しとどめている」と考えても良い。


「で、ここからが先生と相談させて頂いた提案になるのですが」と前置きがあって

〈選択肢1〉:カルボプラチンを継続する
〈選択肢2〉:薬剤性肺炎のリスクはゼロとは断言出来ないが、呼吸器内科の方からもジェムザールは投与可能とのお墨付きを頂いたのでジェムザールに変更する
〈選択肢3〉:積極的治療は終了し、緩和ケア外来メインの通院とする

※余談ですが、ウッスラ先生は〈選択肢3〉がなかなかお口から出ないんですよ。下を向いて遠回しに言おうとしても言葉が見つからない様子ですガックリ

個人的には選択肢1〜3まで同じトーンで淡々と伝えてくれると気楽なんですけど...ネ。これって私だけなんでしょうか⁇ 皆様はどう感じますか?
だって、これが現実なんですからねぇ。選択肢に重さ区別も無いと思うのですが...

よってこの時は娘弐号も居た事もあって〈選択肢3〉は患者ざきさんが「自分の口からサラリと先に言って確認した次第ですww


以上先生方のご意見を伺った上で、もう一度画像を見せてもらいました。特に腸管周囲の腫瘍の変化です。この部分が、今の日常生活での一番の悩みになっているからなのです。

カルボプラチン単剤治療-②の治療法後は、お腹がパンパンに張ってとても辛い日々を送っていました。→ 今までにも幾度も経験したこの張り方はイレウスの前兆です。

解決策は、
①お蝶さまに完全休暇を取ってもらう:オススメ度★★★★★
②下痢で苦しむのはわかっていても、お腹の張りが取れる様に “強制排泄”。下剤を特製ブレンドする  :オススメ度★
流れ星 但し②は完全自己責任ですので、かなりの危険とまでは言いませんが、勇気(?)と腹痛の覚悟が必要です。イレウス状態に入っていたら、してはいけませんよ。


で私は「まずは強制排泄」を実行し、薬を飲んだ次の日は何度もトイレに駆け込みました。腫瘍に圧迫されているお蝶さまは、一回に処理出来る量が少なくなって居ます。回数も多い上に時間がとってもかかるんです(-.-;)y

トイレが近い日はプチ断食です。丸1日は水分を少しづつ。ま、これでトイレに駆け込なければ、水分はたっぷり摂ります。次の日にお蝶さまが落ち着いていれば、葛湯から始めるのがざき流儀。本葛粉に砂糖があれば直ぐできますのでね。重湯より手軽です。

それからユック〜リ食上げしていきます。普通の方なら豆腐やヨーグルトや茹で野菜も付けるのでしょうが、なにせ私は上記のどれも✖️。発酵食品も少量でないと、お腹で “お囃子” が始まって痛いのなんのってショボーン。大豆製品は便秘するタイプなのでこれも「禁」。こんな状態ですから、野菜繊維も当然「無理」です。

こんな人間離れした食生活でも、お蝶さまが腫瘍に嫌がらせを受けている時は「ナニカの一口」が躓きの元になります。8月に入ってからは一週間サイクルでこの状態になったので、腸の 周辺だけ小さくなれば良しとする事に決めていました。

肝臓や腎臓の中にも腫瘍は幾つも映っておりますが、血液検査でも「ぎりぎり正常値範囲orちょっとハミ出た』くらいですのでまあ今は命に関わる状態でナシとの勝手な判断をしています。

ぜーんぶ良し、などと贅沢な目標はだいぶ昔に捨てましたからね。
以前腎機能が結構な勢いで悪化しつつある時に、My主治医から尋ねられた事があります。

ざきさん。腎機能がかなり悪化した場合ステントを入れる事も可能です。希望されますか?

ざきさんは即答しました。
いいえ。腎臓一つなら機能しなくてもイイです。外科的治療は考えていません

My主治医はい。わかりました。ステントを入れたら入れたで起こる問題もでますので、ご本人の意思が何より大切と考えています。では[ステント不要]と記録しておきます。よろしいですね?ただ考えが変わったら、遠慮なくおしゃって下さい

よっしゃぁ!一件落着。
でも落着どころか、その後腎機能は持ち直しクレアチニン値も正常範囲に留まっているのが、現実でございます...何故だろう¿¿

以上の話し合いも済んでいますので、とにかく問題は命を脅かすほどの影響力を持つ、お蝶さまのご機嫌が最大の問題!!


ので迷わず「パーカルボプラチン続行でお願いします!」と言って「で、首の腫瘍ですが...」とズイと前のめりになってPC画面を見つめました。

若干引き始めた、うっすら先生の気配を感じながら「今年初めに放射線治療した場所とは、この腫瘍は少し違ってますよね?」と質問。

早速当時の画像と並べて見て頂いたところ、違っている事を確認できたので「可能ならばこの部分を放射線治療したいのですが、如何でしょうか?検討頂ければと考えています」


うっすら先生は、ホッとした表情で「はい。では放射線科の方に問い合わせておきますのでね」
(→ えっ! 先生ナンデここでホッとした表情するの⁇ もしや私のカワイイお口からの言葉が怖い...とかぁ。やーねー。ざきさんは最近、腹が立たないヒトになってるからコワクならないってば❗️)と内心思ったのは秘密の事実でした。あはは。


「では次回カルボプラチン、宜しくお願いします」と良い患者として娘弐号と共に、丁寧に挨拶して帰宅致しました、とさ。


それから入院前日までは「放射線治療できるのかな?するんだったら、化学療法後入院したままで開始する可能が高いんだけど。電話来ないし..うーんうずまき どのくらい入院道具持って行くべきだろうか目」と心揺れる日々を過ごしていました。


今までなら、My主治医が決定した時点で電話連絡を入れて下さり、おおよその退院予定日も教えてくれていたのですがネ。

はい、今回はこんな高度なコトは望んではいなかったので「長めの準備してこっと」余裕持って準備しました。出発前日には、夏バテ気味の羊型猫のメルさんの簡易シャンプーを実施して・オヤツをたっぷり買い置きして出発しました。


久しぶりにお供ナシの入院です。問題なく病棟に上がりました。で、その日の夕方に放射線治療の話があってびっくりとなった次第です。


まあネ、放射線治療が出来る場所にあるなんてとっても有難いんですよお願いお願い

へへ、前回の骨盤内を治療した時に比べれば、お蝶さまへの影響はないから楽勝だ〜い。

と甘く見ておりました。
実際開始してみたら、腰が痛いアセアセ痛いアセアセ痛いアセアセ
放射線治療室から出て来る時は、自分の足では歩けません。車椅子で病室のベッドに戻ってからは、うずくまってウンウン唸ってました。

「楽な治療なんてあるわけ無い」との大原則は不滅だったんですねぇハートブレイク

鎖骨下の腫瘍。前回の場所から何cmも離れている訳ではないので「変形方向でV型」に実施中です。

おそらく来週一杯かかるでしょう。

とすると、再来週にはカルボプラチン単剤-④が入っているので「化学療法終了してから退院しよう」と密かに考えているところですww

腰の痛みって、恐ろしいんですね。行動範囲も気力もビックリするほど縮んでいます。ポケモンGETにも全くチカラは入らず...暇さえあれば寝ております。


人生「命あってのモノダネ」ですから 、寝てたって起きられればマルだと感じていると私です。


以上、相変わらずの独り言ですが、近況報告させて頂きました。

では失礼致しますブルーハートキラキラ