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北岡明佳『錯視入門』朝倉書店
まっすぐなはずのものが歪んで見え、
同じ大きさのものが違う大きさに見え、
止まっているはずのものが動いてみえる、、不思議な錯視の世界。
古くから人々を惹きつけ、
ときに芸術作品などに応用されてきた錯視の世界への入門書がついに登場!
様々な種類の錯視をカテゴライズし、
原理や性質の先行研究や最先端を、豊富な図版と共に紹介!
錯視に興味がある人全てに適した一冊!
・・・・・・って感じかなぁ。面白かった!
著者の北岡氏は動くヘビの錯視で有名な人だと思うけど、
その著者による錯視の入門書が出たということで、こうにゅー。
と言っても、買ったのはだいぶ前で、ようやく読んだ感があるが。
まぁ、目が悪くなっちゃってるから、こういう本読むのも疲れるよね。
様々な錯視が、それぞれ解説1〜2ページと図1〜2ページずつくらいで
解説されている構成ですね。
解説の部分は医学的・脳科学的・心理学的な見地からの錯視の原理や
先行研究の紹介などが簡潔にまとめられていますね。
図形のどのような部分が錯視効果を強めているか、などの解説もあります。
そういった意味では、錯視を利用したデザインを考えてる人にも良いかもね。
専門的な話も多いですが、いまなお議論されていることも記載されていて、
最先端という感じがしますね。
各錯視にはその錯視を起こす図が掲載されているので、
解説部分があまり理解できなくても、図を眺めているだけでも楽しめますよ!
個人的には、一般論が体系的に掲載されている本というよりは、
錯視が網羅されてる、辞典的な一冊なのかなーという印象を受けましたね。
もうちょっと例とかが増えれば、「錯視百科」というタイトルでも違和感なさそう。
個人的に、へぇって感じた部分は、パルテノン神殿の柱の大きさなどにも、
錯視が考慮されているというところですかね。
錯視が起こることも織り込んで、柱の太さとかを微妙に調整して設計してるらしい。
そんな昔からねぇ、ほほーんですな。
ってことで、楽しめた一冊でした!気になる人は、ぜひぜひですね!