SDGs「エスディージーズ」「Sustainable Development Goalsの17の目標について順番に解説してゆきます。

 

14.海の豊かさを守ろう(持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する)

 

「誰一人取り残されない」世界を作るための第14の目標は、「海の豊かさを守ろう」です。

人間のみならず生物は太古の昔から、海の恵みを利用して生命をつないできました。しかし、今人間の経済活動によって、海の環境を大きく変えてしまおうとしています。大きな問題は2つあります。

一つは人間が出す大量のゴミや排水が海を汚し、海の生き物を苦しめていること。二つ目は限りある海洋資源が激減していることです。

一つめの海の環境問題では、海に起きた異変は、巡り巡って人間の生活にも悪影響を及ぼしています。スーパーのレジ袋が有料化されましたが、当たり前に使用していたレジ袋が、巡り巡って、海洋でバラバラになり、マイクロプラスティックとして、いろいろな海洋生物の命を脅かすばかりか、それを食べた魚を我々が食することにつながります。海の環境を守ることは、私たちの生活を守ることにつながります。

一方海洋資源の激減については、今のペースで魚を獲り続けていては、いずれは獲れなくなるほど減ってしまうだろうと言われています。気候の変動とも相まって、日本においても、さんま、スルメイカ、イワシ、さばなどの近海の魚の収穫量が激減しています。ただ、収穫量を制限するだけでなく漁業大国の日本が研究を進めて持続可能な漁業の仕方を提案し、支援していく必要があります。

一つの例として、宮城県南三陸のかき養殖業は2011年の東日本大震災で壊滅的な打撃を受けました。廃業寸前まで追い込まれた生産者たちは、一つの大きな決断をします。ゼロから再スタートするなら自然になるべく負荷をかけない養殖業を目指そう!と。筏の数をかつての1/3に減らし、恵まれた環境で全てのかきに栄養や酸素を行き渡らせ、従来の半分以下の期間で出荷可能なサイズに成長するようになり、働き方の改革にもつながり家族との時間も取れるようになりました。震災被害という不幸を、持続可能な方向へと転換するチャンスに変えた。まさに未来を変える取り組み例として語られています。

地球環境や、生物多様性を維持しながら、食資源の確保を実現するための、知恵と努力こそSDGsの思いを具現化する方法と言えます。周りを海に囲まれ、海洋資源の恩恵を受けてきた日本こそ、イニシアティブをとる必要があると思います。私も実家が魚屋だっただけに、この目標は避けて通ることはできません。

SDGsを知り、SDGsを身近に感じ、SDGsを自分ごととして、身近なところから実践したいと思います。

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https://www.pref.chiba.lg.jp/seisaku/sdgs/chibasdgs51-100.html

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