腎臓病食はかき揚げがオススメ | 腎臓病でも家族と同じ料理が食べられる「腎臓病食おうちごはん」

腎臓病でも家族と同じ料理が食べられる「腎臓病食おうちごはん」

スーパーで買える食材で、たんぱく質を減らした料理や、減塩した特別な食品を使わなくても食べらる献立をご紹介していきます。腎臓病の食事療法に悩んでいるご家族のための腎臓病専門レシピ/総合病院の管理栄養士として栄養指導数3254件の実績でサポート

腎臓病食はかき揚げがオススメ

管理栄養士の菜々子です。

腎臓病の食事のポイントは、油と砂糖からしっかりエネルギーを摂ることです。
方法の一つに、油を多く吸う揚げ物があります。


揚げ物の中でも、衣の違いで
素揚げ < フライ < 天ぷら
の順で、油を多く吸います。
なので、効率よくエネルギーアップするなら、天ぷらにしましょう。

タンパク質の制限がありますので、衣は小麦粉と水だけにします。
具材は野菜をメインにしましょう。
シシトウやナスでもいいですが、一番はかき揚げです!

吸油率の比較をすると一目瞭然。
素揚げ 1~14%
唐揚げ 6~20%
天ぷら 14~74%

衣が多いとその分、油も多く吸います。
下の画像をご覧ください。
食材10gで5kcalでしたが、かき揚げにすることで油を7.4gも吸って、122kcalになります。

(↑コレ、栄養士の7つ道具のひとつ。「ベーシックデータ」という本です。)

さらにかき揚げの良いところは、少量でボリュームが出るところ。
野菜のカリウムも気になるところなので、少量でボリューム出て、エネルギーも摂りやすいなら一石二鳥でしょ!

ただ、油が多くなるとコッテリして、胸焼けする人もいますね。
時間がたつとベタッとしてくるので、揚げたてを食べることができたらベストです。

また、揚げ物がめんどくさい時は、外食や市販のかき揚げでもいいでしょう。
(少しタンパク質が増えるかも。でも微々たるものなので気にしない)

外食なら、「讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺」がお手軽ですね。
デッカくて、コッテリです。
(美味しいけど、私は胸焼けしちゃう…^_^; お客さんが多く回転がいい時間に行けると、揚げたてがゲットできるかも)

直径20cm、高さ10cm。私の手のひらくらいの特大サイズ。

「今日はエネルギー足りんかも」って思ったら、かき揚げを取り入れてみましょう♪

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食生活改善サポート
管理栄養士 大野菜々子
管理栄養士として11年目。栄養指導件数3159件。

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