携帯電話の熱でやけど…宮城の公務員がメーカーを提訴


2005年 6月 2日 (木) 20:22

 ズボンのポケットに入れていた携帯電話の熱でやけどを負ったとして、宮城県亘理町の男性公務員(50)が2日、製造した「パナソニックモバイルコミュニケーションズ」(横浜市)を相手取り、慰謝料など計約224万円の損害賠償を求めて仙台地裁に提訴した。

 原告側代理人によると、携帯電話について、製造物責任法(PL法)に基づく損害賠償訴訟は全国で初めてという。

 訴えによると、男性は2003年5月19日午前7時50分ごろから午後8時20分ごろまでの間、携帯電話をジーパンの左ポケットに入れていた。就寝後の翌20日未明、左太ももが携帯電話の形に赤く腫れ上がっているのに気付き、程度が2度の熱傷と診断された。


 同社広報・宣伝グループは「トラブルのあった携帯電話機は分解して詳しく調べたが、異常なかった。ほかには同様の相談などなく、今回のやけどの原因は何とも言えない」としている。



読売新聞の、この↑記事について、


 その後の調査で、携帯電話に異常は無く、原因不明とのことでしたが、
何たる猿芝居。
 マイクロ波が皮下で発熱を起こす事は、たぶんメーカーは知っていると思います。
携帯電話をいくら調べたって、異常が見つかる訳がない。
正常な携帯電話で起こった事が問題なんですよ。


 電子レンジと同じ周波数を発する携帯電話。
今回は、提訴したから話題になったけど、
似た話は、いくらでもあるんじゃないかしら?

人体への影響が懸念されるもので、電磁波発生源となる代表的なものは、高圧電線と携帯電話。
景気低迷の中、日本経済を支えるものは、やはりIT産業です。
最大の電磁波メーカーとも言えるIT産業は、マスコミ・報道関係の良きスポンサーでもあります。
日本の新聞社は、テレビ局も抱えている。
だから、テレビスポンサーは新聞社の顧客でもある。
つまり、新聞・TVが、電磁波の悪口を言えない構造がそこにあるのでしょうね。

景気を回復したい日本国家としても、IT産業の不利益になるようなことは、したくないのですよ
トリフィールドメーターを購入し、
身の回りの電磁波を測定してみました。

パソコンは、ブラウン管より液晶の画面の方が安全と言われ、
ノートパソコンに買い換えたのですが・・・
まったく意味がなかった。トリフィールドメーター

画面の正面30cmの距離で3ミリガウス以上。

画面から離れることは出来ても、
空冷のファンを回すモーターが手前にあるのです。
キーボードに手を置いた状態で、
できるだけ頭を遠ざけた位置、だいたい40cmの距離で、
0.5~1ミリガウス測定されました。

この数値がどれほどのものかは、別の機会に詳しく述べたいと思っていますが、
ある疫学調査では、家電から出る超低周波(50~60Hz)4ミリガウスで、
急性白血病が約5倍の発症率を示しています。

電磁波過敏症は1980年頃から世界的に急増している病気で、ウィリアム・レイ博士によって命名された。
家電製品や携帯電話などから出る電磁波に反応し、一度発症した後、さらに過敏になっていく。
症状は、・・・頭痛・めまい・動悸・息切れ・不整脈・口や手の震え・視力障害(白内障・緑内障・網膜剥離)など。

また、眼球が滑らかに動かない、瞳孔の調整がうまくできないなど、中枢神経や自律神経の機能障害がみられ、「化学物質過敏症」と共通点が多いという。
両方に罹患するケースも多くなっているという。 アメリカ環境医学センターでは、その併発率は80%とのこと。

優先席では、携帯電話の電源をお切り下さい』と車内放送されるようになったのは、2003年9月15日からのこと。それまでは、『混雑時は、・・・』でした。

携帯電話の利用者があまりにも増え、一律禁止することが現実的でないと判断されてのことでしょうか?
そもそも、ペースメーカーを付けた方は、見知らぬ人とすれ違うこと自体が恐怖だと思いますが、
安全な場所を限定することで、それ以外の場所ではより危険性が高まってしまうというジレンマがあります。
本来、『混雑した場所、他人と接近せざるをえない場所では、電源を切る』という意識が、薄らいでしまうのですね。

いまや、電磁波のない生活は不可能です。
電磁波についての正しい情報を得て、電磁波と上手く共存する手だてを考えていきたいです。
床や壁・天井の仕上材は、ノンホルムアルデヒドのものが容易く手に入るようになりました。
しかし、下地材に有害物質を使ってしまうと、なかなか揮発せず、長期にわたって滲み出してくるので、下地材は、仕上材以上に注意が必要です。
アトピーには、抗菌仕様のフロアやクロスを薦める向きもありますが、私は反対です。抗菌剤自体がアトピー以外にも有害であるし、多くは合成樹脂類を使用するため、裏面の接着剤から有機溶剤がなかなか揮発できずに残留するからです。
クロスであれば和紙や月桃紙、珪藻土や板張など、多孔質の自然素材がベスト。調湿効果もあります。
床も無塗装の板張りがお勧め(ヒノキは柔らかいので床暖房にも使えます)
暖房は、空気が乾燥しないように、床暖房にできると良いです。(加湿器は水に気をつける。水道の水は塩素が×)
電気式暖房は、電磁波を出すので駄目です。
電磁波は、免疫機能を低下させるという研究報告もあります。
ベッドの位置をコンセントや下階の蛍光灯から遠避ける・携帯電話の使用を控えるなどにも気を付けたいです。
クローゼットは防カビ剤入のボード製品が良く使われますが、合板(ノンホルム)や石膏ボードをそのまま使うだけで充分。
アレルギー体質に良いという触れ込みで、抗菌処理された建材を使うことには、注意ですね。
アトピーは皮膚から治すのではなく、からだの奥(免疫機能)から治すものだと、私は思っています。
そして、基本は『自然』だと思います。
“薬”にしても私は信用していません。万能薬のステロイド剤にしても、本来は人の体内にある“副腎皮質ホルモン”ですよね。